お店のコンセプトは、温故知新。
スタンダードな居心地のいい居酒屋。

オープンから数ヶ月しか経っていないにも関わらず、開店と同時に予約のお客さんが次々にカウンターを埋めていく。

オープンキッチンをぐるりと囲うように配置されたカウンターは、スタッフさんともほどよくコミュニケーションを楽しみながら、おいしい料理とお酒を楽しむことができる。祐天寺は、オーナーの高丸さんがかつて若い頃を過ごした街で、そんな思い入れのある街で「スタンダードな居酒屋」をやりたかったのだそう。

「祐天寺って、周りに中目黒や池尻、三宿、学大っていう人気のエリアがあるんだけど、ここに新しくきっかけになるような拠点が作れたら、と思ったんですよね。駅前にちょうどいい物件が見つかって、ここが盛り上がればまたお店も増えてくるかもしれないし、相乗効果でこの街が盛り上がったら嬉しいですよね」

名物は鶏料理。
たくさん食べて飲んで、一店完結のお店に。

オープンから間もないこともあってか、いち早く噂を聞きつけた飲食関係者や、名店巡りに目がないグルメな人たちが集う。

「このご時勢でありがたいですね。僕のなかでのいい居酒屋って、どこかオシャレで、ちゃんとおいしい料理があって、また来たくなるお店、っていうイメージがあって、そんな僕のなかでのスタンダードな居酒屋をやろう、と思ったのが祐天寺Bobです。今はハシゴをして何軒も回る、という時代でもないですし、大切な人と過ごす一店完結型を目指してます」

そんな祐天寺Bobでは、名物の鶏料理が並ぶ。

薩摩極み鶏「大摩桜」の鶏刺身や、若鶏のもも焼き、むね焼き、までつい目移りしてしまう。とはいえ絶対に注文してほしいのが「内臓メリメロ」だ。

「メリメロはフランス語でごちゃまぜっていう意味なんですけど、まさに旬のホルモンを自家製のタレに漬け込んで、ごちゃまぜにしたものを炙る人気メニューですね。その日その日でレバーがあったりハツがあったり、軟骨があったりと入っているものも違いますし、新鮮なおいしさを感じてもらえると思いますよ」

これがまたビールがすすむ、香ばしい味つけなのだ。

ワンサード、ミルコ、ハーフ&ハーフ。
「マルエフ」を飲む楽しさが止まらない。

祐天寺Bobでは、そんな絶品料理と一緒に、マルエフをとことんまで楽しめる様々な注ぎ方が用意されている。

・アサヒ生ビール ・アサヒ黒生ビール ・ハーフ&ハーフ

これだけでも十分楽しめそうだが、さらに

・ワンサード（1:2） ・ミルコ（ほぼ泡）

など、料理とのペアリングや飲みのペースに合わせて「次はどれにしようかな」とワクワクしながら楽しい時間を過ごすことができる。たとえばワンサードは黒生の芳ばしい香りとアサヒ生ビールのまろやかさをいいとこ取りしたような一杯で、長く酒場で愛されてきた絶妙な飲みやすさだし、ミルコは食後の最後の一杯としても人気の味わいだ。

「ビアライゼさんで注ぎ方を教えてもらって飲んだときに、これはおいしいぞ、と。マルエフは時間が経ってもおいしく飲めるし、まろやかさを引き立たせるような注ぎ方もすごく相性がいいんだなって思いました。このお店で実現したいスタンダードな居酒屋っていうコンセプトとも合うし、お客さんも色々な飲み方で楽しんでいただけていますよ」

居酒屋に足を運ぶのは、きっとがんばった1日の締めくくり。

だからこそ、おいしい料理とビールでしっかりお腹も心も満たして、また次の日の活力にしたいもの。

「祐天寺Bob」はスタンダードな居酒屋と言いつつも、接客も料理もお酒も、そのすべてが極上レベル。これは通いたくなっちゃうな。