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2024/4/05
元気いっぱい大衆居酒屋でいただく「マルエフめし」
今回、“マルエフめし” を求めて訪れたのは、
中四国地方最大の繁華街にある大衆居酒屋「煮込みや みよし」。
ネオン輝くこの街に一軒、炭火焼きの香りとサラリーマンの活気にあふれた人気店。
一日の終わりに立ち寄るのではない。
今夜のために立ち寄るのが正解で、大きなダルマが目印。
焼き料理、煮込み料理が飛ぶように出る店内は冬でも熱い。
今日も生ビールが美味しい。
「お店が誕生したのは2010年、リーマンショックで街全体に活気がなかったんです。もともと賑やかだったこの街をどうにか元気づけることができないかと思い、明日への活力をテーマにオープンしました。」
「だから食べて、飲んで英気を養ってもらいたい想いでやってきました。いまでは、店員も元気な人が多いです(笑)」
「煮込みや みよし」は、外からも見える焼き台と香ばしいにおいが多くのお客さんを出迎え、一列に並んだ長いカウンター席とテーブル席、奥には座敷席もあり、広い店内は、お客とお客に負けない店員の活気が立ちこめる。
店名の「みよし」は、「三方よし」の考え方がベースになっているらしい。現在は広島市内に14店舗を系列展開。多くの人に愛され続けていることが店長の下條さんから伝わってくる。
「食材はほとんど問屋から直接仕入れています。お客さんには手頃に食べていただきたいですからね。その時々で一番良いものを選んでいます。」
「煮込みも注文を多くいただきますね。毎日仕込んで4時間くらい。10kgはあるかな?」
お店の中心に鎮座するのは、煮込み専用の大鍋二つ。ブレンドされた牛と豚の小腸が、秘伝の味噌ベースの出汁でコトコト煮込まれている。頼まずにはいられない。
「ここで食べて飲んだお客さんって帰り際に「次行ってくるよ」と言うんです。その言葉を聞くと、ぼくの方が元気をもらっちゃってます(笑)」
「この辺りは夜の店も多いですし、お好み焼きやつけ麺のシメのお店も多くてね、ここは一軒目で使ってもらえることが多いかな。」
とはいえ、500円前後のガッツリおつまみから、定番居酒屋メニューまで、飽きずに手頃な価格で提供しており、次のことを考えると何かを我慢しなくてはならないラインナップ。
これが気になって、これが食べたくて、来店する人がほとんどだろう。路に面した焼き台で豪快に焼き上げる「骨付き豚カルビ」がいちばんのオススメ。オープン当初から継ぎ足したタレを焼く工程で3度付けることで、香ばしい匂いが店内外を立ちこめる。
「国産のスペアリブを手作業で開くことで、お客さんが食べやすい状態にしてるんです。ブロックの状態ではなく、手作業で丁寧に骨から外して焼くことで、甘辛のタレがぎっしり染み込みますし。食べやすいと、どんどん進むでしょ?」と下條さん。
お肉を生の状態から備長炭で焼き上げるので、柔らかく、また香りもより感じることができ、食欲をぐんぐんそそる。この一皿で約200gあり、常連さんの中には、おかわりをする人もいるらしい。
焼き物と人の熱気で、冷たいビールが格段においしい。
「焼いて、煮て、活気ある店内は冬でも暑いと感じることがあります。なのでやっぱり冷えたグラスに丁寧に注ぎ提供しています。口当たりまろやかなマルエフはカルビと合うとお客さんから好評ですね」
カルビとマルエフのコンビネーションは絶妙で、ビール一途で楽しむのも。
マルエフの提供を始めてから、これまで以上に若い人もビールを飲むようになったんだとか。
活力がみなぎったお客さんたちは、楽しそうに「次行くぞ!」とお店を後にする。食から街を盛り上げる「みよし」は夜の出発地点であり、いつでも帰ってきたい場所であるに違いない。
「みよし」で乾杯すれば、「明日も頑張ろう!」と思えるはずだ。
煮込みや みよし
住所:広島県広島市中区堀川町2-5 第2松屋ビル1F
TEL:082-543-2000
営業時間:(月〜木)17:00〜24:00、(金・土)17:00〜25:00
定休日:日曜日