*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。
2022/8/25
本当は内緒にしておきたい「マルエフめし」
今回、“マルエフめし” を求めて訪れたのは、
大阪・新町にある「お料理・横目」。
このエリアでは珍しい立ち飲み形式ながら、
中に入るとキッチンを
Uの字でぐるりと囲んだ広〜い30人スタンドで、
ついつい “横” とのつながりが
生まれてしまいそうな素敵な空間。
昨年のオープン時から早くも注目を集めていて、
界隈のクリエイターや、若い世代のハブ的なスポットに!
知る人ぞ知る新町の路地裏にある名店「二甲料理店」の姉妹店でもある「横目」は、その本格的なアテと、立ち飲みスタイルが魅力だ。
「このお店は、通りすがりにフラッと横目に飛び込んできたら入りたくようなお店にしたくて、口コミで広げたいなって。だからGoogleマップとかも消してるんですよ(笑)」
と笑う、代表の清水さん。たしかにこのお店には、自分が見つけたら知り合いや仕事関係の人にこっそり教えて、でも混んでほしくないからあまりオープンにはしたくない、そんな雰囲気がある。
「新町はアクセスもいいんですけど、難波とかも近いから、意外と立ち寄ったことがない人も多いエリアだと思うんです。ただ1店目指してくる方だったり、あとはいろんなクリエイター系の業種の方も多いエリアなので、そういうコミュニティが生まれる場になればいいなって思ってます」
そんな「横目」で必ず頼みたいのが、名物の「バタしゃぶ」。
名前だけで「絶対おいしい!」ことは伝わってくるものの、味わいがピンとこない方も多いと思うので、分かりやすく解説したい。
まずお肉は薄く叩いたフィレ肉を使っていて、ちゃんとお肉らしさを味わえる本格派。そこに、6種類のスパイスとパン粉がまぶされていて、これがまた食欲をそそる仕掛けになっている。これだけでも十分お酒が進みそうなものだが、そこに澄ましバターが追いかける。
「油分を分離させているので、くどくなく、ちょうどいいバターの風味が乗ったフィレ肉を味わってもらえると思います」
名物の「バタしゃぶ」以外には300〜500円前後のつまみメニューも充実していて、飽きずに手頃な価格で楽しめるのは、やっぱり立ち飲みならでは。
パクチーとレモングラスが効いた「たまごサラダ」や、タルタルでいただく「ハムコロッケ」など、聞いただけでビールが進んでしまうような一品が揃っている。
「料理はちゃんとお酒が進むようなものを、できるだけ洗練したカタチでやってますが、いうても立ち飲みですからね。このくらいの金額のほうがお客さんも気軽に楽しんでいただけると思ってます」
「マルエフって、飲み口も柔らかいし、料理に合わせやすいのがいいですよね。あとはここ自体が新しくて、ちょっと変わったお店なので、ビールも少し珍しいというか、このへんではうちでしか飲めないものにしたくてマルエフを置いてます」
グラスも少し小ぶりな丸型で、口元でマルエフの麦の香りがふわっと広がる。
「僕自身、大きいグラスがあまり得意ではなくて、このかわいいグラスにしています(笑)。女性のお客さんに写真も撮ってもらえますしね。フラッと立ち寄ったお店で、ちょっと珍しいおいしいビールが飲めて、お客さんや我々スタッフとのゆるいつながりができていく、そんな感じが心地いいかなって」
ちゃんと “肉感” が溢れるフィレ肉とビールの相性は、ご想像の通り。
カレー風味のスパイスや添えられた旬の野菜をくるっと巻いて、澄ましバターのアクセントと一緒にバクッと豪快にいただく。
口いっぱいに「うま……」が溢れて、ついマルエフを持つ手も進んでしまう。
ほど良い距離感のスタッフさんとカウンター越しのコミュニケーションを楽しむも良し。たまたま隣になった方と仲良くなるも良し。
大人が、大人のネットワークを心地よく広げられるような、そんな心地いい空気で溢れる洒落た立ち飲み、それが「横目」のいいところ。
おいしいつまみと、おいしいビールを片手に「横目で見るくらいが丁度いい。ちょっといい、なんかいい立ち呑み屋」を自分のリストにピンしてみては?
お料理 横目
住所:大阪府大阪市西区新町1-22-12 T.T.ビル2号館 新町 1F
TEL:電話なし(予約不可)
営業時間:平日18:00〜24:00、土日祝17:00〜24:00
定休日:水曜、隔週火曜