*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。
2022/4/18
グルメな大阪人を唸らせる「マルエフめし」
今回、“マルエフめし” を求めて訪れたのは、
大阪・北新地にある「あなごや 炭火ざく」。
あなご料理専門店という滅多に出会うことができないそのスタイルは、
グルメな人なら無視できないだろう。
しかも今回は、あなごの天ぷらや煮あなごといった本命を差し置いて、
薄造りを生ビールと一緒に味わいたい。
あなごの本質に触れるなら、このお店で「伝助あなご」を食べないことには始まらない。なんとも歴史深そうな名前だが、実はブランド化されたのはここ10数年ほどの話。
そもそも伝助は「木偶の棒」という意味で、300g以上と大きすぎるため “骨がゴツくて使いづらい” と避けられていたそう。
「当時は調理の技術が追いついてなかったんです。でも伝助あなごは本当はおいしいんですよ」とオーナーの北原さん。そのポテンシャルに目をつけた。
説明されなければ、これが「あなごの薄造り」だと何人の方が気づけるだろうか。まるで、同じ大阪の名物である「ふぐのてっさ」のようないでたちながら、あなごでしか味わえない上品な脂の広がりが堪能できる。
「やはりあなごというと、蒸しとか、天ぷらって言われるんですけど、この薄造りのおいしさも伝えていきたいですね。上品で、しっかり脂も乗っていて、ポン酢醤油にサッと通していただくと、甘みが広がっておいしいんですよ」
「あなごや 炭火ざく」に来ると、自分はこれまであなごの何を知っていたんだろう、と考えてしまうほど、その豊富なメニューに目を奪われる。
煮穴子握り、穴子の燻製、菊花造り、穴子肝の山椒煮、炉端焼き、骨せんべい、あらの唐揚げ、天ぷら、など、まさにあなご尽しだ。しかも、それぞれの調理に合わせて大きさや種類が厳選された、さまざまなあなごを味わうことができる。
「修業時代、いろいろな魚をさばきたいと思って働いていた居酒屋で、あなごのポテンシャルに出会ってしまいました。以来あなごに惚れ込んで、今では専門店をはじめるまでに。あなごってじつは、コースにしたら最初から最後まですべて異なるものができるくらい、多彩な料理方法があるんですよ」
そんな多彩なあなご料理を引き立たせてくれる生ビールとして、「あなごや 炭火ざく」ではマルエフを楽しむことができる。
「マルエフはまろやかで、何より料理との相性がいい。うちのあなご料理とも合うんですよ。しっかり味があって、ビールらしいビールだなっていう印象です。うちもそれに負けないくらいの料理をお出しできているかなと思うので、ぜひあなご料理とビールのリッチな掛け合わせを楽しんでもらいたいですね」
ところで、来店したときからずっと気になっていた「打倒 鰻」の文字についても伺ってみた。
「僕、世界一おいしいのは鰻だと思ってるんですよ(笑)。じつは大好きなんです。だからこそ、そこへの大きなリスペクトもあるし、負けないくらいのあなご料理を作りたい、という想いが込められています。あなご料理専門店だったらライバルも少ないし、僕がこの街でその魅力を伝えていけると思いますから」
大阪・堺にある卸屋さんから日本一の伝助あなごを仕入れ、その知られざるポテンシャルを教えてくれる北原さん。
そんな想いを感じながら多彩なあなご料理とマルエフをいただくと、なんだか明日への活力がみなぎってくるはず。
あなごや 炭火ざく
住所:大阪府大阪市北区西天満4-15-2
TEL:050-5487-6091
営業時間:[月〜土]ディナー17:30〜23:00(L.O22:00、ドリンクL.O22:30)
定休日:日曜日、祝日