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2022/9/22
わざわざ乾杯しにいきたい「マルエフめし」
今回、“マルエフめし” を求めて訪れたのは、
兵庫・三田市のJR三田駅そばにある
「neo鉄板焼きバル もじお」。
2022年の5月にオープンしたばかりのお店で、
これまた関西では珍しい
「もんじゃ焼き」がメインのお店。
お好み焼きでもたこ焼きでもなく、
おいしい “もんじゃ” が食べられるとあって
それだけでも注目だが、
客層を選ばないゆとりのある店内も特徴的だ。
パートナーや友人とワイワイ飲むこともできるし、
2階には子どもと一緒に家族みんなで入れる席があり、
さらに3階には屋根裏のように
子どもたちが遊べるスペースもある。
新しいもんじゃカルチャーが
三田から生まれようとしているなんて、
チェックしないわけにはいかない。
店内に入ると、センターキッチン方式で両サイドに鉄板つきの座席が広がる「neo鉄板焼きバル もじお」。もんじゃとか作ったことないんだけど……という方もご安心を。スタッフの方がそれぞれの席の鉄板で手早くベストな状態で作ってくれるし、もちろん自分でできてしまう人は、チャチャッとセルフで楽しんでもいい。
「東京の方だと作り慣れている方も多いと思うんですが、こっちでは『どうやるの?』という方が多いですね。作り方は至ってスタンダードで、もう普通に具材から焼いていって、土手を作って、そこに出汁を流し込んでいくスタイルです。スタッフが作るときはだいたい2〜3回に分けますが、お好みで大丈夫ですよ」
と、オーナーの篠倉さん。
「もじお」に来たら、色々な鉄板焼きメニューも気になるけど、もんじゃは忘れずに頼んでほしい。どの味にするかは好みにもよるが、ソース出汁系のものと、ホワイトソース系のものがあるので、ぜひ食べ比べを楽しんでほしい。
「通常のソース出汁は、鰹節や動物系の出汁がしっかりついてるので、和風の具材のもんじゃに合わせています。明太子もちなどにはホワイトソース系の出汁を入れているので、また違った風味を感じてもらえると思いますよ」
もんじゃにホワイトソース。よくよく調べてみるとそこまで珍しいものではないみたいだけど、おそらく意識して食べたことがある人は少ないのではないだろうか。
鉄板焼きのいいところは「つねに熱々で食べられるところですかね」と、オーナーの篠倉さん。たしかに普通の居酒屋なら、テーブルに届いたときは熱々でも、話に夢中になっている間に冷めてしまって、最後に変なゆずり合いが起きたりもする。
その点、鉄板は(とくにもんじゃは)焦げついたくらいが一番おいしい。
「食事用のもんじゃというよりも、やっぱりお酒と一緒に召し上がっていただくので、いつ食べても熱々って嬉しいと思うんですよね。もんじゃならみんなでシェアしながら食べられるし、いろんな意味であったかいですよね。あ、僕の出身ですか? いえ東京じゃないですし、ずっと三田です(笑)」
香ばしく焼き上がった熱々のもんじゃをハフハフしながら食べたら、そこにはマルエフの生ビールがよく似合う。
「僕自身、以前からマルエフのまろやかさがおいしいなって思っていたんです。もちろんもんじゃとか鉄板があるどこか懐かしいお店の雰囲気にも合うし、お客さんから『マルエフってなに?』と聞かれることでそこからコミュニケーションが生まれることもあります。もんじゃも、作り方やどんな味なのか聞かれることが多いので、そういう意味では、ちょっと新しいものとして新鮮な組み合わせなのかもしれません」
焼き加減はどうかな? と少しパリッとしたもんじゃをパクついて、そこからグビっと飲むビールとのハーモニーは格別だ。
そして何より、焼き始めてからずっと食欲をそそる匂いが鉄板から漂っていて、お祭りに来たような気分に浸れるのも幸せだ。
鉄板がコミュニケーションツールになると、つい会話もビールも進んでしまう。
黒生やハーフ&ハーフも通常のマルエフと同じ値段で楽しめるので、もんじゃが具材によってソースを変えているのと同じように、ぜひさまざまなペアリングを味わってみて欲しい。
オーナーの「根づいてないからこそ、おもしろい」という言葉に、妙な納得感と共感を感じながら、まさか兵庫でお気に入りの “もんじゃ” を見つけることになるとは……と嬉しい気持ちに。
これだから、マルエフめし探しはやめられない。
neo鉄板焼きバル もじお
住所:兵庫県三田市中央町11-18
TEL:079-555-6377
営業時間:17:00〜25:00
定休日:不定休