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2023/3/30
コリドー街で楽しむ「マルエフめし」
今回、“マルエフめし” を求めて訪れたのは、
東京・銀座コリドー街にある「VAPEUR(ヴァプール)」。
新橋駅からも徒歩5分ほどとアクセスも良く、
角地にあり “つい立ち寄りたくなる” 人気店だ。
VEPEURはフランス語で蒸気、という意味。
つまり「蒸し料理」がこのお店の看板だ。
肩肘張らないカジュアルなフレンチが楽しめる
「VEPEUR」で、
今日も人気の蒸し料理と、
おいしい生ビールで乾杯したい。
通りに開かれたスタンディングバーは、通りがかったときについ気になってしまうくらいオープンな空気感が心地いい。
「待ち合わせに使っていただく方もいらっしゃいますし、2〜3軒目として飲み直しに来ていただく方もいます。平日は深夜1時までやってることもあってお仕事帰りの人が多いですが、意外と幅広いんですよ」
そう優しく話してくれたのが、マネージャー兼シェフの中村さん。
立地柄、ビジネスパーソンから、遊びに行く若者、夜の街へ繰り出す人まで、さまざまな人が交差する。
そのメニューも、タパス(小皿料理)からシャルキュトリー(肉惣菜)、そしてヴァプール(蒸気料理)までと、懐が深い。
VAPEURの店内奥、ダイニングスペースへ行くと目に入るのが、まるで蒸気機関車のような出立ちの大きな「蒸し器」。
ここで、カキやエビといった魚介類や、季節の野菜などが蒸しあげられていく。
その様子は圧巻だし、ぜひカウンターでその様子も見守りながらステキな時間を過ごしてほしい。
この日頼んだのは、「岩手陸前高田産 佐々木さんの3年カキ」だ。佐々木さんの育てるカキは、5年連続で豊洲市場の日本一評価を得るほどの逸品で、その大きさ、プリップリの食感、味わいともに一級品と言われ、多くの料理人が “欲しがる” 食材だ。
「陸前高田の環境ももちろんカキの養殖に適しているんですが、佐々木さんはさらにそこへカキが大きく、おいしく育つように繊細な手間を加えられています。直接届けていただいているので鮮度は間違いないですし、とにかく絶品です」
その絶品カキを “蒸す” というのがたまらない。
「蒸気料理のいいところは、何より素材の旨みを逃さないことだと思います。素材がこれだけ素晴らしいので、味付けも本当に塩を軽く振るくらいです。あとは凝縮した旨みを味わっていただきたい」
一緒に出していただいたシャルキュトリー「自家製豚肉ソーセージ」にも実は細部までこだわりが詰まっている。
「山形にデュロック豚という希少な品種があるんですが、それを塊で仕入れているんです。そのラードで炒めた玉ねぎなどをソーセージに使っているので、すごく仕上がりが良いと思います」
おいしい魚介と、おいしいお肉。あとはここにビールがあれば……。
そんな「VAPEUR」では、お料理との相性の良さからマルエフを強く推す。
「やはりマイルドで柔らかく、しっかり旨みがあるところが魅力的です。うちのようなフランス南西部のバスク料理とも相性がいいですし、魚介にもお肉にも合います。さらにありがたいことにお客さまの “おかわり” が進むビールだと思います。私自身も自宅では缶タイプのマルエフを飲みますし、本当においしさに惹かれて選んでいます」
その魅力をさらに引き立たせるため、ビールグラスにもこだわる。
「通常のうすはりよりもさらに薄い、木村硝子の極薄グラスを使っています。少し高価ですし飲食店で使うには割れてしまうリスクも高いんですが(笑)、ただマルエフのおいしさを知ってもらうためにも、どうしてもこのグラスで出したい。マルエフのマイルドさや柔らかさが引き立つんですよ」
なるほど、これ以上ないくらいピュアにマルエフのソフトな旨みが喉を爽やかに通っていく。
通りに面したスタンディングバーは、仲間と賑やかに。
奥のダイニングスペースは、大切な人とゆるやかに。
この2面性が共存している点も、VAPEURの魅力だ。もちろん料理はどのスペースにいても同じものが注文できるし、その日の気分や雰囲気で選ぶ楽しさもある。
そういえば、店内に描かれているアートにもとても魅了される。「もともと、うちで働いていたイラストレーターの子が描いてくれたんですよ」
自分のグルメマップにピンしておくべきは、こういうお店なんだろうな。
VAPEUR(ヴァプール)
住所:東京都中央区銀座8丁目3番先 東京高速道路西土橋ビル1階1号室
TEL:03-3571-8878
営業時間:月〜木 17:00〜25:00(L.O.24:00)、金 17:00〜27:00(L.O.26:00)、土 15:00〜26:00(L.O.25:00)、日 15:00〜25:00(L.O.24:00)
定休日:不定休