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2022/6/16
開店と同時にビジネスマンが並ぶ「マルエフめし」
今回、“マルエフめし” を求めて訪れたのは、
京都・烏丸夷川にある「鉄板酒場 夷川セカンド」。
2021年の10月にオープンしたばかりの新店でありながら、早くも人気を集めている。
それもそのはず、高倉仏光寺の「炭火焼鳥チャブヤ」、
JR二条駅前の「串揚げとおでん コムロテツヤ」など
数々の人気店を抱える「ちゃぶ家グループ」が
新たに立ち上げたお店で、
町屋風の店内には活気が溢れていた。
夷川セカンドは、その店名に鉄板酒場とある通り、間違いなく「鉄板」がメインなのだが、京都では珍しくメニューのどこを見ても “粉もの” がないのだ。
「オーナーがこだわりが強くて、ちょっと変わりもので(笑)。でもちゃんと理由があるんです。オーナー自身がビールが大好きで。せっかく腹を膨らませるなら、ビールにとことん合うつまみを出したい、という想いからきているそうです。〆はソース焼きそば。うちのメインは、あくまでも焼きそばです」
そう教えてくれたのが、手際よく料理を仕込む店長の御幸さん。
そう聞いては、やはり頼まずにはいられない、ソース焼きそば。目の前で繰り広げられるジュージューという焼きサウンドと、漂う香ばしいかおりに空腹が刺激される。
「うちの焼きそばは生麺を使っていて、さらにソース焼きそば、塩焼きそば、醤油焼きそばで、それぞれ使う麺も変えているんです。この生麺をラーメンのように一度湯がいたあと冷水でシメて、そのあとカリッとさせるまで強火で焼き上げます」
それはつまり、麺の歯ごたえをしっかり楽しむ焼きそばである、ということ。きっと今まで食べた焼きそばの概念が覆されるはずだ。
そんな「夷川セカンド」は、数々の店舗を成功させているオーナーが、御幸店長の鉄板焼きの腕を見込んで開店を決めたと言っても過言ではない。
「普通の焼きそばをやっても芸がない、面白くないってよく言ってますね。僕もオーナーの背中を見ながら学んでますが、やるからにはこのお店でしかできないこと、出せない味、を考えていきたいと思います」
じつは店名には、もう1つあそび心が込められていた。
「となりのお店が、一番という名前がつく店名なので、こちらは二番という意味で夷川セカンドなんですよ。いえ、系列店とかではないです(笑)」
そのすべてに、地元に愛されるお店ならではの茶目っ気がある。
店名からメニューの細部まで、ひと筋縄ではいかないほどこだわり抜かれている「夷川セカンド」が取り入れている生ビールが、マルエフだ。
じつは系列店では、キンキンに冷えた瓶のスーパードライを提供していることが多いそうで、生ビールでしかもマルエフ、というのが「夷川セカンド」のこだわりだ。
「僕はマルエフを知らない世代だったので、アサヒさんの新しい切り口だなって感じました。マルエフは多くの人に愛される味わいだと思うし、尖りすぎてない、まろやかな風味は、うちの焼きそばとも相性がいいと思います。オーナーも『これならいける』と思ったんでしょうね。ビールにとことん合う食事メニュー、たくさん用意してますから」
夷川セカンドは、仕事が終わる1時間くらい前から「あぁ、今日はあの焼きそばを食べよう。生ビールを飲もう」とそわそわしちゃう、そんなお店。
長屋をリノベした店前の提灯に灯りがつく頃には、多くのお客さんがそわそわと待ち始める。だって、ここでしか味わえないものばかりだから。
鉄板酒場 夷川セカンド
住所:京都府京都市中京区蒔絵屋町254
TEL:075-256-7171
営業時間:18:00〜24:00
定休日:日曜日