アサヒビール株式会社 2008年 アサヒビール決算説明会  

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2008年 アサヒビール決算説明会

目次

2008年の決算概要

2009年の事業方針

国際事業のM&A

株主還元方針

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国際事業の総括と今後の方針
以下コメント参照下さい
国際事業の総括と今後の方針についてご説明します。

先ず中国のビール事業では、売上面では、大手強豪との競争激化により計画未達となりましたが、利益面では、計画には届かなかったものの、原材料高騰などに対して販管費の抑制などを進めたことで、営業赤字は前期比で縮小致しました。しかしながら、採算を度外視した競合大手の攻勢が激しさを増しているなか、11月には煙台で「青島ビール」と資本提携で合意するなど、抜本的な事業スキームの転換に着手しております。
更にこの度、「青島ビール」とは本体に出資することが決まり、これにより中国全土で強力なパートナーシップを築くことが可能になります。今後は「青島ビール」との連携強化の中で、中国ビール事業全体の再構築に取り組んで行きたいと思います。

次に、韓国の「ヘテ飲料」につきましては、5月に刷新した新体制のもとで、経営改革を進めることで、生産から販売に至るまで体質改善は着実に進んでおります。
しかしながら、強みである果汁飲料の売上減少に加えて、夏以降、ウォン安が一段と進んだため原材料調達コストが嵩むなど、赤字幅が拡大する結果となりました。
今年は、既に着手している生産、営業拠点の統廃合などにより、固定費の着実な圧縮が見込まれます。加えて、新体制の下でのブランド強化策、高利益率商材の展開などにより、今年こそ着実な収益改善を果たしたいと考えております。

一方、康師傅飲品社は、業界全体が景気減速の影響もあり競争が激化する中、市場平均を上回る成長は継続しております。
本年は、外部環境が更に厳しくなることも想定されますが、お茶と水の強みを更に強化すると同時に、第3の柱の早期確立を目指して取り組みを強化しています。
当社としても、生産技術に加えて、物流やマーケティングのサポート体制を一層強化することで成長を全面的にバックアップしていく方針です。