飲料事業につきましては、昨年の飲料市場全体は、夏場の猛暑効果などにより3%程度拡大する中、当社は、基幹ブランドの強化に加え、新商品の「ティオ」やハウス食品より譲り受けた「六甲のおいしい水」が上乗せとなり、前年比8%増と8年連続で販売数量を拡大することができました。
昨年の計画で最も達成が難しいと予測されたのが飲料事業でしたが、売上高で184億円増加すると共に、利益面でも、主力工場でのPETボトルの内製化や原材料コストの低減などで50億円のコストダウンを実現し、計画を上回る過去最高の営業利益を達成しました。
本年は、競争環境が厳しさを増す中、原材料のコストアップなどもございますが、今後の再編を主導していくには、現在のアサヒ飲料社の勢いを加速し、市場地位を高めていくことも経営の優先課題であると認識しています。
引き続き、生き残れる基幹ブランドを育成すると共に、業界トップクラスのコスト競争力を備えていくことで、シェア10%を目指した成長戦略と収益性の向上の両立を図ってます。
また、本年1月に「エルビー東京」と「エルビー名古屋」を統合したチルド飲料事業では、両社の経営資源を一体化し、新機軸の商品ポートフォリオを構築することで、更なる収益性の向上を図っていきます。