＜経営重点課題についての解説＞

　「長期ビジョン」を達成し、その後もアサヒビールグループが永続的に成長していくには、「人材の成長」無くしてはあり得ません。

　全ての事業の成長は人材の成長によって成し遂げられるものであり、成長に必要な「知恵やノウハウ」は人についてくるものです。先ずは財務諸表には現れない隠れた財産である「人材」の育成に最も注力していきます。

　一方財務面では、キャッシュフローの最大化と資本効率の向上を図ります。これまでも進めてきた収益構造改革をさらに加速すると共に、バランスシートのスリム化など、資本効率を意識した経営管理を徹底していきます。そのうえで、国内外での事業投資を大胆かつ慎重に進めていきます。

　もう一つは、一体感のある企業風土の醸成ということです。アサヒのＤＮＡである「挑戦・革新・創造」を永続的に受け継ぎ、いつの時代でも「挑戦と革新」の精神でお客様の求めているものを「創造」していくことがアサヒビールグループの使命です。そのためには、人材の育成は勿論ですが、組織全体が一体感とリズム感を持って、活き活きとした企業風土であることが重要になります。

　これまで培ってきた企業風土をさらに「アサヒらしい」明るく元気なものへ変えていくことで、組織一丸となって目標の達成を目指していきます。