豪州の飲料事業につきましては、一昨年の4月より100%子会社となっている「シュウェップス・オーストラリア社」は、昨年はフル連結寄与で13億円の増益となりました。
但し、豪州では、前年の猛暑から一転して天候不順となり、豪ドルベースの年間業績では、売上高は前年並み、営業利益は4%の増益と計画には届きませんでした。
今年も年初から洪水に見舞われるなど外部環境は厳しいスタートとなっておりますが、自社ブランドの育成を中心に、利益率の高い販売チャネルの開拓を進めていくことで、中計目標である利益率8%を目指していきます。
また、昨年8月には、オーストラリア第3位の「P&Nビバレッジ社」も完全子会社として買収することで合意しております。これにより両社合わせたシェアは3割程度にまで高まり、オーストラリアにおける強固な事業基盤を獲得することになります。
現在、現地当局の審査を待っておりますが、認可が下り次第、両社統合に向けた準備を進め、商品ポートフォリオの融合やSCM全般の効率化でシナジーを発揮することで、オセアニア市場での成長戦略を加速していきます。