アサヒビール株式会社 2008年 アサヒビール決算説明会  

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2008年 アサヒビール決算説明会

目次

2008年の決算概要

2009年の事業方針

国際事業のM&A

株主還元方針

裏表紙

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2008年の総括
以下コメント参照下さい
第3次中期経営計画の事業方針では、先ずは酒類事業において、収益構造改革も含めブランド基盤を強化することで、安定的かつ長期的なキャッシュフローの創出を図り、その上で、グループ事業では、シナジーの追求や積極的な事業投資を継続していくことで、グループの新たな成長軌道を確立することを目指しております。

中計2年目となる2008年の最大の成果は、先ず国内酒類事業において、原材料が高騰するなか、広告販促費の効率化などにより、収益構造改革が計画以上に進んだことがあげられます。
また、「スーパードライ」、「スタイルフリー」、「クリアアサヒ」など、各ジャンルでのリーディングブランドへの重点化投資により、ビール類のブランド基盤を強化することが出来たと認識しています。

グループ事業では、アサヒ飲料社が、基幹ブランドの大幅な伸長に加えて、自動販売機事業の統合効果により業界平均を大幅に上回る成長を達成し、また、国際事業においては、引き続き中国の康師傅飲品社の成長をサポートすることができました。

さらに、積極的な事業投資という観点からは、6月にフリーズドライのトップレベルである天野実業と業務資本提携を行い、海外においては、12月にシュウェップスオーストラリアの買収に関して基本契約を締結、さらに本年1月には、中国の青島ビールの株式をアンハイザーブッシュインベブ社から取得することでも合意致しました。

一方、08年で課題を残したのは、競争環境が更に激しさを増している国内飲料事業と国際事業の収益性の悪化ということになります。こちらにつきましても、各事業の総括と今後の方針のところでご説明したいと思います。