子どもの飲酒を助長する、大人の間違った考え方
多くの大人は、20歳未満飲酒について寛大な意見を持っているようです。しかし、どのような理由があっても、20歳未満の飲酒が法律で禁止されていることに変わりはありません。あなたも、次のような誤った考え方をしていませんか?
- × 子どもを信じて、任せている
子ども自身が飲みたいと思うならしょうがない。
小さい子どもじゃないので、細かいことを言う必要はない。 - × 親公認の飲酒なら悪くない
隠れて飲まれるより、親と一緒に飲むほうが安心だ。
20歳未満のうちから飲んで、お酒に慣れてほしい。
親がよいと言っているのだから、他人に口出しされたくない。 - × 時々なら飲酒をしても構わない
特別な日だけは、飲酒を許してもよいと思う。
ちょっと酔うぐらいなら、飲んでも大丈夫だ。 - × 子どもにしっかり注意できない
自分も20歳未満の時に飲んでいたので、強く言えない。
注意はしているが、子どもが従わない。
20歳未満に飲酒を勧めてしまう、さまざまなシーン
こんなときに気をつけて!
- × 自分が飲んでいると、ついつい子どもに1杯勧めてしまう
- × お正月やお祭りなどの特別な日に、20歳未満へお酒を勧めてしまう
- × 結婚式など、親戚の集まる席で、20歳未満に飲ませてしまう
- × 「頑張ったごほうびに飲ませて」などとねだられて、つい飲酒を許してしまう
20歳未満の飲酒を止められるのは、「大人」しかいない
子どもの飲酒には、親や周りの大人が責任を持たなければなりません。毅然とした態度で20歳未満を説得しましょう。
まずは大人が、しっかりとけじめをつけよう!
“20歳未満の飲酒は絶対にダメ!”という姿勢を貫くことが大切です。
大人のスタンスが曖昧では、20歳未満は注意を聞いてくれません。「特別な日だから」という独自の例外、「少量だから」という勝手な基準などで、容認してはいけません。
20歳未満飲酒が禁じられている理由をきちんと説明しよう!
もしも、子どもが飲酒をした場合、頭ごなしに叱っては逆効果になることもあります。成長期の大事な心と身体を守るために禁止されていることを、よく理解させましょう。
飲酒を勧められたときの断り方を教えよう!
子どもたちは親や親戚、友達など、さまざまな人から飲酒の誘いを受けます。どんなときでもはっきり断れるように、日頃から“断り方”について話し合っておきましょう。
普段から、何でも話し合える関係を築いておこう!
日常のコミュニケーションを通じて、子どもが親の意見を受け入れやすい関係をつくりましょう。