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世界のバーへの招待【南アフリカ編】
南アといえばワイン、ではなくウイスキー。
南半球随一のウイスキーバーへ。
Bascule at Cape Grace
南半球随一のウイスキーコレクションとは、どのようなものなのか?
そもそも、なぜ南アフリカでウイスキーなのか?
「バスキュール」ウイスキーソムリエの
ダニエル・コクレスク氏に話を聞いた。

ミュージアムなバーで、うまい酒を愉しむ。
 カウンターでメニューがあるかを尋ねると、ワインリストのような分厚いメニューを渡された。主にイギリスから集められたコレクションは約450種、ページにして20ページ以上におよぶ。「ハイランド パーク」や「ザ フェイマス グラウス」などの人気銘柄に混じって、南アフリカ産のウイスキーもリスティングされている。またオンメニューのウイスキーのほかに、レア物のコレクションや会員がキープしている秘蔵ボトルもあるという(日本人会員がキープする「北海道」もあった)。カウンター奥のワインセラーへと続く回廊は、ちょっとしたウイスキーミュージアム。ウイスキー好きなら、グラス片手に何時間でもウイスキー談義に花を咲かせられるはず。
 さらに同バーには、ウイスキーソムリエなる人物まで存在していた。ソムリエのダニエル・コクレスク氏に「なぜ南アでウイスキーなのか?」を訊いてみた。
「ウイスキーコレクション自体は、ホテル創設者のちょっとした思いつきから始まりました。とはいえ、ケープタウンはイギリスに統治されていた歴史もあり、そもそも貿易で栄えた港町です。アフリカの他の都市に比べたら、ウイスキー文化への理解が深い街なのです」
 ホテルではゲストに向けて、定期的にウイスキーのテイスティングセミナーも催している。お望みとあれば、ゲスト専用のプライベートクルーザーに乗って、海の上でのテイスティングもアレンジしてくれるという。
「ホテルのバーですから、いわゆるモルトバーという訳ではありません。ビールや各種スピリッツ、カクテルなども扱います。ワインセラーには南アフリカ産を中心に1万本以上のワインもストックしています。要は、ゲストにおいしいお酒を飲んで心からくつろいでもらえればいい訳です」
 南半球随一のウイスキーコレクションを誇るバーは、そのコレクションも然ることながら、「うまい酒が飲める」独特の空気感が漂っていた。

Bascule at Cape Grace
Bascule at Cape Grace
West Quay, Victoria & Alfred Waterfront, Cape Town, South Africa
TEL: +27(0)21-410-7100

日本での問い合わせ
ザ・リーディングホテルズ・オブ・ザ・ワールド
TEL: 0120-086-230
www.lhw.com/capegrace

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