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テキーラをめぐる冒険、マルガリータの新しい楽しみ方。 Jose Cuervo in Margarita テキーラカクテルの代名詞ともいえるマルガリータ。 はたして、本場ではどのように飲まれているのだろうか!? はたまた、現代風に再解釈したマルガリータとは!? テキーラ人気の今、改めてマルガリータという飲み方を考えてみた。

テキーラカルチャーが根づいている本場メキシコやアメリカ西海岸では、マルガリータは定番のドリンクだという。 日本テキーラ協会の林生馬会長に、現地のマルガリータ事情を聞いてみた。

Q まずはマルガリータというカクテルについて教えていただけますか?

ご存じのように、テキーラカクテルの代名詞といえるカクテルです。テキーラをトリプルセック(ホワイトキュラソー)とライムジュースとともにシェイクし、縁に塩をあしらったグラスに注いだものです。発祥には諸説ありますが、1949年にアメリカ人バーテンダーのジャン・デュレッサが考案したといわれています。

Q マルガリータは特にどこで人気がありますか?

言うまでもなく世界中で人気がありますが、特にといわれればアメリカ西海岸、しかもL.A.です。前述したジャン・デュレッサがL.A.のバーテンダーだったということもありますし、人気というよりはむしろライフスタイルとしてすっかり定着しています。バーやレストランはもちろん、L.A.の人々は家飲みとしても気軽にマルガリータを楽しんでいます。それぞれの家にはマルガリータの“マイ・レシピ”がありますし、スーパーやコンビニでもマルガリータミックスなどが普通に売られています。若い男女はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんまで日常的にマルガリータを楽しんでいます。

Q L.A.ではどのようにマルガリータが飲まれていますか?

マルガリータはドリンクのひとつのジャンルとして完全に確立されています。例えばレストランに行けば、マルガリータだけで何種類ものメニューが用意されているほどです。ひとくちにマルガリータといっても、フルーツフレーバーあり、チリ(唐辛子)を効かせたものありと、さまざまな楽しみ方がありマルガリータます。
L.A.ではスタンダードなマルガリータ以上に、ロックグラスにクラッシュアイス(ミストスタイル)で飲みやすくしたものや、かき氷感覚のフローズンスタイルがポピュラーですね。最近ではフローズンマルガリータを、あえて角氷とともにロックグラスで飲む「フローズンロック」のようなスタイルも見かけるようになりました。またL.A.ではトリプルセックの代わりに有機栽培のアガヴェネクターを使用した「オーガニックマルガリータ」も人気を博しています。

※アガヴェネクターとは、テキーラと同じリュウゼツラン(アガヴェ)を原料とするシロップのこと。

Q テキーラ発祥の地、メキシコではマルガリータは人気ですか?

メキシコでは、マルガリータはレストランで飲む定番カクテル、といった位置づけです。アメリカから逆輸入される形で広まったカクテルなので、家飲みというよりはオシャレなシーンで飲まれることが多いようです。現地メキシコでは、テキーラをグレープフルーツソーダで割った「パローマ」というカクテルのほうが一般的かもしれません。

Jose Cuervo / ホセ・クエルボ

Q テキーラ文化が根づくメキシコ、特に原産地のテキーラ村において、ホセ・クエルボはどのような位置づけのブランドですか?

私はこれまでホセ・クエルボの蒸溜所を20回以上は訪れていると思います。ちょっと立ち寄っただけの時も含めると、相当な数になるはずです。ホセ・クエルボといえば、世界最古にして最大のテキーラ蒸溜所。テキーラ村の中心となる広場からは歩いて2、3分ほどの場所にあり、まさにテキーラ村の象徴のような蒸溜所です。ですから地元では「クエルボ=伝統」というイメージが強いですね。

林 生馬 氏

Q クエルボの味わいについてはいかがですか?

地元の方がイメージする通り、クエルボは伝統製法にのっとったテキーラらしい味わいが最大の魅力です。その味わいは「テキーラ界のベンチマーク」といえるでしょう。そういえばホセ・クエルボの蒸溜所内のバーでもマルガリータをだしていますが、ここのマルガリータはプレーンでシンプルな正統派。テキーラの味わいを存分に活かした古きよき時代のクラシックなマルガリータです。蒸溜所にお立ち寄りの際は必ず試してほしいですね。

Q ずばり、マルガリータの楽しみ方とは?

マルガリータは飲みやすく親しみやすいことで世界的に人気となったカクテルです。テキーラにはさまざまな楽しみ方がありますが、まずはマルガリータを好きになってもらってから、その先にあるテキーラの深遠なる世界に足を踏み入れてほしいですね。マルガリータは気取らない陽気なカクテル。現地メキシコやL.A.の人々のように、気軽に楽しく飲んでみてください。

次のページでは、さまざまなアレンジで楽しむ各種マルガリータをご紹介!

※商品のデザインは撮影当時のものです

林 生馬 Ikuma Hayashi 日本テキーラ協会会長

1968年東京生まれ。カリフォルニア州立大学で映画を学び、20世紀フォックス社にて映画制作スタッフとして活躍。この頃テキーラにも目覚め、独学でテキーラを学ぶ。日本へ帰国後2008年7月に「日本テキーラ協会」を創立。訪れた蒸溜所は80を数え、テイスティングした銘柄は1000を超える。著書『テキーラ大鑑』(廣済堂出版)、TVやラジオ、新聞、雑誌など各種メディアへの出演多数。2013年11月17日には日本最大のテキーライベント「テキーラフェスタ」を開催予定。

■日本テキーラ協会ホームページ
http://www.tequila.ac

■「テキーラフェスタ」ホームページ
http://www.tequilafesta.com

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