*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。
「フランスでは伝統的に、赤ワインにチョコレートを合わせる習慣があります。そんなことを例にとるまでもなく、お酒とチョコレートというのは昔から相性がいいものとされてきました。最近ではスイーツ男子なんて言葉が流行ったくらい、日本のバーでもお酒とスイーツ(チョコレート)の組み合わせがもてはやされているようですね」
「では、お酒にはどのようなチョコレートが合うのか。今回のようにプレミアムスピリッツに合わせるとなると、どうしてもカカオ含有比率が高く、ビターなものを選んでしまいがちです。ビターなほうが通っぽいという誤解もあるかもしれません。でも、お酒と合わせる、しかもプレミアムなものと合わせるのであれば、チョコレートはカカオ含有比率が低く、ミルキーでマイルドなものを選んだほうがいいでしょう」
「ビターすぎるチョコレートですと、お酒のコクや奥行きとぶつかってしまうことが多いのです。むしろミルキーでマイルドなチョコレートのほうが、お酒の個性をより際立たせてくれると思います。ミルキーでマイルドといっても、日本人がイメージする甘ったるいミルクチョコレートではなく、カカオの香味や複雑さがしっかりあるものを選んでください。それから、合わせるお酒をレシピに少しだけ加えると、ぐっと相性がよくなります」
「今回は市販の板チョコでもそのまま使用できるようなレシピを考えてみました。よりこだわるのであれば、フランスやスイス製の高級板チョコを購入してください。さらにこだわるのであれば、クーベルチュール(製菓用チョコ)からオリジナルのチョコレートをつくってみるのもいいと思います」
「サレはフランス語で『塩』の意味です。イル・ド・レの海を思わせる塩味をヒントにした、いわば塩チョコレートです。イル・ド・レの塩っぽさを際立たせるために、ビターではなくミルクチョコレートを使用しています。塩はテクスチャーがはっきりした粒状の岩塩や海塩がオススメです。コニャック地方に近い、フランス・ブルターニュ地方のゲランドの天然塩を使うのもいいかもしれません」
家庭でつくることにこだわったお菓子レシピを提案。お菓子教室や雑誌、書籍、パッケージデザインなどトータルで手がけています。著書に「プレゼント・チョコスイーツ」(小学館)、「つくりおきでスイーツ」(東京地図出版)
http://www.un-pur.com
ぶどう栽培に最適な大西洋の島"イル・ド・レ"ならではの海を思わせる刺激的な香りに、ジンジャーブレッドとタマリンドが溶け合った芳醇さ。まろやかな口当たりから、ドライフルーツと古い革を思わせる、丸みのあるスムースな味へ。フィニッシュは塩とヨードの香りで、強く長い余韻が続きます。