*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。
House of Bolsの扉を開く前に、簡単にボルスの歴史をおさらいしておこう。ボルスの創業は1575年。オランダの首都アムステルダムでリキュール蒸溜所として産声をあげた。ボルスはオランダ最古の企業のひとつであり、世界最古の蒸溜酒製造メーカーなのだ。
リキュールブランドとしてはもちろん、本国オランダではジュネーヴァ(ジンの起源となった蒸溜酒)ブランドとしても知られるところ。そんなボルスが、2007年春にオープンさせたのが、「House of Bols Cocktail & Genever Experience」というわけだ。
同ビルディング内には、まずボルスの本社機能がある。それから1階と2階が、ボルスの世界観を体感するミュージアム施設となる。さらに3階が、プロフェッショナルのためのバースクール「Bols Bartending Academy」となる。「Bols Bartending Academiy」の詳細については次回改めてお届けするとして、今回はミュージアム施設に潜入してみたい。
2階のレセプションで受付を済ませたら、地下室を想わせるグランドフロアへ。ゲストを出迎えるのは「SEE HEAR TOUCH SMELL TASTE ENJOY」と描かれた黒いサインボード。「見て、聴いて、触って、匂いを嗅いで、味わう。そしてエンジョイする」というのが、このミュージアムのコンセプトだ。
ボルスの世界観を体感するプロローグとして、まずはお勉強のコーナー。貴重な資料とともに、ボルスの歴史やリキュールのつくり方などを学んでいく。ボルスの女性スタッフが「これがルーカス・ボルス手書きのレシピよ」とか「こっちがレンブラント作のボルスの絵なの」とか「これは初期型のボトルね」などと説明してくれる。他では決してお目にかかることのできないレアなアイテムが目白押し。オランダ名物、デルフト焼によるボルスのボトル・コレクションも見逃せない。
ジュネーヴァ(日本未発売)と、そのオリジナルのレシピ。