*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。

 
MONTHLY SPECIAL ISSUE
最新号はこちら
Kenji Otsuki talks about Gin & Tonic
長年の経験とプロの技が必要とされるジントニックだが、 その一方で、各家庭でも気軽につくることができるカクテルでもある。 ジントニックをおいしくする、簡単な実践法をうかがった。
MONTHLY SPECIAL ISSUE 3

 ジントニックはシンプルなレシピゆえに、ご家庭でも気軽に楽しんでいただけるカクテルです。もちろんプロの味とまではいきませんが、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、簡単においしいジントニックをつくることが可能です。
 まずベースとなるジンは冷やしておいてください。できれば冷凍庫が好ましいのですが、冷蔵庫で冷やすだけでも十分です。それも難しい場合には、せめてトニックウォーターだけでも冷やしておいてほしいですね。グラスは普通のタンブラーグラスで結構です。あまり広口のグラスですと、炭酸の抜けが早くなってしまいます。氷は市販されている大ぶりのものをお使いください。
 それからライムですが、あまり絞りすぎないことを心がけてください。ライムを無駄なく使おうと思うと、どうしても絞りすぎて皮のエグ味や苦みが出てしまいます。もし余裕があれば、先に皮を剥いてしまってから、ライムを絞られるといいかもしれません。こうすることでライムのピュアな果実味だけを抽出できます。こういったポイントを実践するだけで、ジントニックは格段においしくなると思います。

 ここまでジントニックに対するこだわりを語ってきましたが、細かいレシピなど気にせずカジュアルに楽しく飲む、というのもジントニックのひとつのスタイルだと思います。そういう意味では、オーセンティックな場からカジュアルなシーンまで、お酒を飲み慣れた方から初心者の方まで、ジントニックは非常に幅広く、懐の深いカクテルだと思います。なかにはジントニックはポピュラーすぎてオーダーするのに気が引けるという方もいらっしゃるようですが、我々バーテンダーはジントニックをオーダーされると「この方は飲み慣れた方なのかな」と思って身が引き締まるくらいです。
 極端なことを申し上げると、カクテルは「ジントニックに始まり、ジントニックに終わる」と考えています。これからも私が理想とするジントニックをつくり続けていきたいと思います。

※商品のデザインは撮影当時のものです

バーテンダー 大槻健二氏
ジントニック
「ウヰルキンソン・ジン」について詳しくはこちら…
Page 1 Page 2 Page 3
ページTOPへ