「吸収」と「代謝」に気をつける
急性アルコール中毒にならないために、お酒の席では次のようなことに注意しましょう。
短時間のうちに多量の飲酒(イッキ飲み)をしないようにする
血中アルコール濃度を急激に上げないことが一番。そのためには、イッキ飲みは絶対にしない・させないようにしましょう。
自分の適量を知り、その日の体調にも注意する
アルコールの代謝能力は人それぞれです。また、その日の体調にも左右されるので、体調が悪い日はいつもより控えめにしましょう。
空腹のときは、飲酒しないようにする
空腹時は、アルコールが胃腸から早く吸収されてしまいます。つまみをとりながら、飲むようにしましょう。
危険な飲み方を断る
自分で「イッキ飲み」をしないと決めていても、他の人から勧められてしまうこともあります。場の雰囲気も気になりますが、勇気をもって、上手に断りましょう。イッキ飲みを無理に勧められて困っている人がいれば周りの人も助けてあげましょう。
「イッキ飲み」を強要されそうな飲み会やお酒の席には、顔を出さない
そういった場には、最初から行かないのがベスト。あるいは、乾杯だけして失礼する、イッキ飲みになったらトイレへ行く、つぶれたフリをするなど、早めに逃げることも手段の一つです。
はっきりと「やらない」「やりたくない」の意思表示をする
あらかじめ「イッキ飲みはしない」ということを、会の幹事に伝えておけば、もし強要されても「約束したからやらない」と断ることができます。
「イッキ飲みをしない」理由を、ひと工夫する
はっきり断りづらい場合は、「ウチは代々イッキ飲みはしない家訓だから」など、ちょっとユニークな理由で断ることも手です。
「イッキ飲み」を強要しない。させない
イッキ飲みや早飲み競争などを強要すること(イッキ飲ませ)は「アルハラ=アルコール・ハラスメント」です。
命を奪うこともある「イッキ飲ませ」は絶対にしないでください。
酒席で「イッキ飲み」を見かけたら
自分が当事者でなくとも、酒席で「イッキ飲み」を見かけたら、「せっかくのお酒は、ゆっくり美味しく飲もうよ」「最近イッキ飲みで、救急車で運ばれる人が増えているんだってね」と諭したり、他の話題を持ち出すなどで、イッキ飲みを避けるよう心がけましょう。