平成16年10月21日 |
アサヒビール(株)、韓国ロッテグループの酒類輸入販売会社に出資 提携を強化し、韓国における酒類販売を積極化 |
アサヒビール株式会社 |
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)は、韓国市場へのビールを中心とした酒類の輸出・販売の強化を目的に、韓国ロッテグループの酒類輸入販売会社である株式会社ハイスター(本社 ソウル市、代表理事 李鍾 元)の株式の15%を取得します。 (株)ハイスターは、韓国で飲料事業を展開するロッテ七星飲料株式会社(本社 ソウル市、代表理事 李鍾 元)の100%子会社で、韓国への酒類輸入及び販売を行っています。アサヒビール(株)も、2000年より、(株)ハイスター、ロッテ七星飲料(株)を通じて、韓国において『アサヒスーパードライ』を販売しています。 今回、輸入酒販売事業のいっそうの強化と拡大を図りたい韓国ロッテグループと、ビールをはじめとした酒類の韓国における販売をより積極化したいアサヒビール(株)双方の戦略の方向性が一致し、ロッテ七星飲料(株)が(株)ハイスターに輸入酒類の輸入・販売業務を一元化するとともに増資を行うにあたって、アサヒビール(株)が第三者割当増資を引受け、(株)ハイスターの株式の15%を取得することとなったものです。アサヒビール(株)による株式の取得額は、7億5千万ウォン(約7,500万円)になります。 アサヒビール(株)は、出資にあわせて非常勤取締役(理事)を派遣するとともに、(株)ハイスターの酒類事業拡大に積極的な協力を行っていきます。アサヒビール(株)は、現在はビールに限られている輸出商品をウイスキーや低アルコール飲料等にも広げるとともに、総合酒類の販売・マーケティングノウハウを提供し、連携を深める考えです。 韓国酒類市場では、近年、伝統的な焼酎消費が成熟化に近づくとともに、ビールやウイスキーの消費が増加しています。輸入ビールは、プレミアム価格で販売されるため総量は大きくないものの、ビール市場全体を上回る高い伸びをみせています。また、ウイスキー市場では、輸入品が2000年以降2けた増加を続けており、輸入品が国産品を上回る規模に成長しています。 (株)ハイスターは、今後、輸入ビール市場での『アサヒスーパードライ』の拡販をいっそう強化するとともに、その他の輸入酒類についても、ニッカブランドのウイスキーの輸入・販売なども検討し、販売する酒類のカテゴリーを広げ総合的な酒類事業として拡大を目指します。 (株)ハイスターとアサヒビール(株)では、そうした事業強化により『アサヒスーパードライ』の韓国国内での販売規模を5年以内に現在の約5倍の50万箱に拡大し、輸入ビールブランドでNo.1の規模とすることを目指します。 |
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【株式会社ハイスター 概要】 |
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【ロッテ七星飲料株式会社 概要】 |
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