アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)は、2005年1月からビール・発泡酒に関する新取引制度を導入します。新取引制度の主な内容は以下の通りです。
■三段階建値制度の廃止 ビール・発泡酒の取引について、現在の三段階建値制度を廃止し、希望小売価格と希望卸売価格のご案内をやめ、今後はお特約店に対してメーカー出荷価格のみをご案内します。 これにより流通各層はコストや利益を反映した価格設定が行い易くなり、市場価格の適正化に資するものと考えています。
■現行リベート制度の廃止 三段階建値制度廃止と併せ、現行の特約店向けのリベート制度を廃止します。これまで特約店の売上に応じてお支払いしてきた応量制のリベートをなくし、卸売機能の促進に繋がる制度にしていきます。 これらにより、取引の透明性を高めると共に、酒類流通の効率化を促進したいと考えています。
■ビールギフト券の販売終了 希望小売価格の案内廃止に伴い、2004年12月末をもって、ビールギフト券の販売を終了します。
なお、既に販売済みのギフト券の回収業務は継続しますが、お客様に対して早期の利用を促進していきます。
弊社は、総合酒類化による酒類事業の業容の変貌や、酒販免許の規制緩和による酒類流通の変化などに対応した総合的な取引制度の見直しを進めています。
今回の新取引制度導入はその一環であり、従来からの特約店制度を継続しながら、効率的で健全な酒類流通体制作りを目指していきます。 また、ビール・発泡酒以外の酒類カテゴリーにおいても、市場動向などを勘案しながら、今後改定を進めていきたいと考えています。 |