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ぶどう畑通信

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202412

〜余市のぶどう畑から〜

写真1. 当社の畑に看板を設置しました。ワインのエチケットとよく似たシンプルで素敵な看板です。近くまで来られた時は、ちょっと回り道をして、看板を見に来てください。
写真2. 落葉直前の畑の様子です。これを見ていただくと、色の違う区画があるのがご確認いただけるかと思います。これらはぶどうの品種が異なる区画で、この時期は遠くからでもその違いが良く分かる時期です。

2024年は良質のぶどう果が収穫されました。今はこの良質ぶどうをおいしいワインへと変化、変貌させている最中です。主発酵は終了していますが、これから後発酵やタンク・樽での熟成を経て、ワインという姿になり、瓶詰めされていきます。まだ時間はかかります。その時期が近づいた時には皆様にご連絡いたしますので、是非楽しみにお待ちください。
さて収穫を終えた畑では11月に入ると徐々に紅葉し、寒気が訪れるたびに落葉が始まり、そこから剪定作業をスタートしました。といっても実際にぶどうの樹を切る前に、鳥避けネットを取り外すところから始めました。昨年は多くの野鳥がぶどうの実を啄み、収穫が大幅に減少しました。今年はその轍を踏まないように鳥避けネットを張りました。そのおかげで今年は鳥による被害はほとんどありませんでした。見かける野鳥が昨年より少ないような気もしますが、ネットのおかげだと思っています。
その鳥避けネットとは1ロールが巾1m、長さ100mの大きな網で、その網をぶどうの垣根に鉢巻を巻くように設置していきます。外すときはその逆で、長さ100mの網を巻き取るという作業が必要です。そしてその総延長はなんとおおよそ35kmです。これだけのネットを巻き取り終えて、いよいよぶどう樹の剪定が開始です。
剪定は翌年のぶどうの収穫量や品質を大きく左右しますので、慎重になってしまいます。ただ、時間をかけていると雪が積もり、剪定ができなくなります。そうなっては大変ですので、ある程度は思い切りも必要です。12月下旬には積雪となると思われますので、12月中旬までには剪定を終えたいところです。

(ニッカ余市ヴィンヤード 山本記)

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