焼酎の分類
製法により、大きく分けて「甲類」「乙類」の
2種類があります。
甲類
ピュアでクリアな味わい、
チューハイのベースにぴったり
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製法
連続式蒸溜機で製造
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主原料
さとうきび、とうもろこし など
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特長
クセがなくライトでピュアな味わい。チューハイやカクテルのベースに最適です。オン・ザ・ロックなら氷をたっぷり入れて。また、梅酒づくりなどにも活躍します。[アルコール度数・36度未満]
甲類焼酎を愉しむなら・・・
大五郎
ブランドサイト甲類乙類
混和
甲類・乙類の特長を
活かしてブレンド
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特長
ピュアでクリアな味わいの甲類焼酎と風味豊かな乙類焼酎をブレンド。飲みやすく、原料が持つほのかな香味も感じられます。混和の割合で呼び方が異なり、甲類が50%以上であれば「甲類乙類混和」、50%未満の場合は「乙類甲類混和」となります。
混和焼酎を愉しむなら・・・
かのか
ブランドサイト製造方法
焼酎は、いくつかの工程を経てできあがります。
おおよそ5ステップに分けて、ご紹介します。
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STEP1 麹づくり
米や麦に麹菌を繁殖させ、でんぷんを糖分に変える糖化酵素を生み出します。麹の色の違いで白麹・黒麹・黄麹があり、できあがる焼酎の味わいに特長が出ます。
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STEP2 仕込み
原料に水と酵母を加えて発酵させ、アルコールを含んだ「もろみ」をつくります。乙類の場合はSTEP1でつくった麹を使います。
原料について詳しく見る -
STEP3 蒸溜
乙類は単式蒸溜器で1回(または2回)
蒸溜し、甲類は連続式蒸溜機で蒸溜します。 -
STEP4 貯蔵・熟成
貯蔵タンクに移し、乙類は一定期間熟成させ、まろやかな味わいに仕上げます。
すっきり感やキレが求められる甲類は、加水・貯蔵後、 STEP5へ。 -
STEP5 パッケージング
銘柄ごとに決められたブレンドがなされ、
瓶や紙パックなどにパッケージング。その後、最終的な品質検査を経て出荷されます。
焼酎ごとの工程
甲類と乙類は、使用する蒸溜機器の他、
麹づくりの有無、
仕込みにおける原料の使い分け
などで製法が異なります(※)。
※すべての製品に当てはまるわけではありません。
甲類
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STEP1 麹づくり
※さとうきびが原料の場合、
麹は使わない -
STEP2 仕込み
発酵
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STEP3 蒸溜
連続式蒸溜
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STEP4 貯蔵・熟成
貯蔵
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STEP5 パッケージング
パッケージング・出荷
乙類
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STEP1 麹づくり
製麹
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STEP2 仕込み
発酵・一次もろみ (原料)発酵・二次もろみ (主原料)
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STEP3 蒸溜
単式蒸溜
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STEP4 貯蔵・熟成
貯蔵・熟成
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STEP5 パッケージング
パッケージング・出荷
混和焼酎
混和焼酎は、甲類・乙類それぞれの貯蔵後に
ブレンドされます。
原料
乙類の仕込みには、一次もろみづくりと
二次もろみづくりがあります。
二次もろみづくりに使う原料(主原料)によって、
「麦焼酎」「芋焼酎」「米焼酎」などがつくり分けられます。
原料
焼酎のもと“一次もろみ”を
つくるための素材
蒸し上げた麦や米から麹をつくり、水と焼酎酵母を加えてアルコール発酵させます。
できあがった一次もろみは酒母(しゅぼ)とも呼ばれ、焼酎のもとになるものです。
- 主原料
- 米、麦 など
主原料
焼酎の個性、
香りと味わいを決める素材
一次もろみに、蒸した麦や芋など(主原料)を加えてさらに発酵。
ここで加える主原料の違いで「麦焼酎」「芋焼酎」「米焼酎」などがつくり分けられます。
- 主原料
- 麦、芋、米、そば など