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ラムベースが基本のモヒートを、テキーラの「ホセ・クエルボ」でアレンジしてみました。そもそもラムの産地とテキーラの産地は地理的に近いので、味わいとしても比較的近い位置にあるかと思います。またテキーラの原料となるアガヴェは葉モノの植物ですから、ミントとの相性も非常にいいですね。
モヒートのベースを単純に「ホセ・クエルボ」に替えるだけでも十分においしいのですが、今回はあえてフローズンに仕上げてみました。フローズンにする際は、ミントの葉のみをご使用ください。茎の部分を入れると、どうしても苦みやエグ味が出てきてしまいます。
実際につくってみてわかったのですが、ミントはフローズンにすることで清涼感がより際立ちます。グリーンカラーもきれいに出るので、ここからさらにバリエーションを増やせるかと思います。今回はナッティーなアクセントとして、すりおろしたピスタチオをリムドしました。
鉄分が多くヘルシーなモヒートを、さらにヘルシーな印象に仕上げてみました。「サラダ・モヒート」をつくるようなイメージです。ホウレンソウはビタミンが豊富なのですが、茹でてしまうと栄養素が半減してしまいます。ですから、生のままカクテルに使用することは、栄養価的にもいいアプローチではないかと思います。
ホウレンソウとトマトというと青臭い味わいになってしまいそうですが、「クエルボ・エスペシャル」がうまく繋いでくれています。また後味として「クエルボ・エスペシャル」が残るので、カクテルの味わいをきれいにまとめあげてくれます。シュガーシロップは、お好みで通常より多めにしてもいいかもしれません。
モヒートのベースにティーリキュール。かなり意外な組み合わせにも思えますが、「ミントティー」を想像していただくと相性の良さがお分かりいただけることでしょう。今回はさらに「ジンジャーティー」のイメージもプラスして、すりおろしたショウガを加えました。「フォション ティーリキュール」を使用する場合には、フレイバーティーのイメージを膨らませると、相性のいい組み合わせが見つかりやすいですね。
また「フォション ティーリキュール」自体にやさしい甘さがあるので、あえてシュガーシロップは加えていません。さらにストローで飲んだ時の香りのアクセントとして、グラスの淵にシナモンパウダーをあしらいました。
ウオッカマティーニが定番化したように、「モヒート=ラム」と決め込んでしまわずに、モヒートのさらなる可能性を試してみるのもいいかもしれません。ヘルシーな上に、アレンジもしやすいモヒートは、今後ますます人気が出るのではないでしょうか。