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ぶどう畑通信

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20261

〜余市のぶどう畑から〜

写真1. 思いのほか積雪が早かったので、剪定作業を急ぎました。ぶどうの垣根には架線が4段あり、一番下が地上70pの位置です。
この架線が雪に埋もれてしまうまでに剪定を終え、杭に張りつめている架線を緩めなければなりません。
それが遅れると雪の重みで架線が引っ張られ、両端の杭が倒れてしまいます。幸い積雪が70pを超える前に剪定作業を終えました。
写真2. 剪定途中の畑の全景です。畑の向こうに余市湾と忍路の岩々がきれいです。これらのきれいな景色を見ながらの作業は楽しいものです。

皆様明けましておめでとうございます。2026年の良い年をお迎えになったことと存じます。1年前の本通信でも温暖化について触れましたが、2025年も同様の傾向が続きました。NYV圃場での2025年の4月〜10月の積算気温が1,620℃となり2023年に次いで1,600℃を超える気温となりました。2024年も1,553℃と高い温度でしたので、この温暖化はたまたまではなく、この傾向が続いてきて、これからも継続していくと考えて栽培に対応していく必要があると思います。
気温が高くなってきた2023年は、それ以前は秋になって北海道の気温が下がり、南に移っていた渡り鳥が、暖かい秋とともに北海道に留まりました。それらの鳥による食害がNYVを含め近隣の畑でもかなり発生しました。またそれまでは発生がほとんど見られなかった晩腐病が余市でも報告されてきています。鳥害に対してNYV社ではバードネット設置により対策をとり、今年はほとんど鳥害が見られませんでした。一方、晩腐病に対しては、余市町農業協同組合では晩腐病防止にむけた薬剤購入支援対策が講じられましたが、その制度も利用し、適切な防除により今年もその発生は見られませんでした。
2026年もこのような対策や新しい対応法を柔軟に取り入れ、素晴らしいぶどうを得られるよう日々努めていきたいと思います。
醸造面では2025年のケルナーはタンクで、2025年ピノ・ノワールはフレンチオーク樽とタンクでそれぞれゆっくりと熟成中です。これらが商品となるまで楽しみにお待ちください。
2025年は大変お世話になりました。2026年もどうぞよろしくお願いします。次回は4月号でお会いしたいと思います。

(ニッカ余市ヴィンヤード 山本信明)

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