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人気のモヒートを大胆にアレンジ!! New Style of Mojito

ご存じ、キューバ発祥のラムベースカクテル「モヒート」。日本のシーンにもすっかり定着し、いまや誰もが知る人気ドリンクに。一方欧米では、定番のレシピに加えて、進化形モヒートが流行中とのこと。今回は50種類以上のモヒートを揃える「BAR 石の華」の吉川厚史氏とともに、モヒートの“新しいカタチ”を考えてみた。

進化形モヒートの代名詞といえるのが、テキーラベースの「クエルボ・モヒート」。その前に、モヒートの歴史や人気の理由を伺いながら、まずは定番モヒートをご紹介。

「ロンリコ」を使ったモヒート

モヒートは古いカクテルですから、起源や語源、定義については諸説あります。またレシピも一応スタンダードなものはありますが、国や地域、お店によって実にさまざまです。それだけ世界的に人気のカクテル、ということの裏返しともいえますね。

一説によると、モヒートの語源はアフリカのブードゥー教の言葉で「軽い魔法をかける」という意味の“mojo”に由来しているといわれています。これがスペイン語で「混ぜる」という意味合いを持つ“mojito”に変化した、という説です。あるいはカナリア諸島の調味料“mojo sauce”が語源だという説も一般的に知られています。

レシピの起源としては、16世紀後半にイギリスの海賊リチャード・ドレイクが「エル・ドラケ(el draque)」という飲みものをキューバ人に伝えたという説が有力です。この「エル・ドラケ」はサトウキビの蒸溜酒アグアルディエンテと砂糖、ライム、ミントを使用していたといわれています。もうほとんど現在のモヒートのレシピそのものですね。

「ロンリコ」でモヒート

長らくキューバのローカルドリンクとして親しまれてきたモヒートは、作家ヘミングウェイが紹介したことにより、一躍世界的に人気のカクテルとなりました。特にここ最近注目を浴びている理由としては、2つの理由が挙げられるかと思います。

1つは、健康志向です。ミントを大量に使うモヒートには鉄分がたっぷりと含まれています。普段の生活ではなかなか摂取しにくい鉄分を補うには最適のカクテルなのです。特に貧血気味の女性にはおすすめですね。2つ目は、その独特の清涼感です。さっぱりとした飲み口ですが、その奥には甘さも感じられ、ドライすぎない親しみやすさがあります。世界的に女性に人気というのも頷ける、やさしく懐かしい味わいですよね。

MONTHLY SPECIAL ISSUE 1

吉川厚史氏  Atsushi Yoshikawa

吉川厚史  Atsushi Yoshikawa

「BAR 石の華」チーフバーテンダー。
第36回全国バーテンダー技能競技大会
課題部門1位。
現在「BAR 石の華」石垣忍氏のもとで
研鑽を積む。

BAR 石の華

BAR 石の華

東京都渋谷区渋谷3-6-2 
第2矢木ビルB1F
03-5485-8405
6pm - 2am
Sun & Holiday Close
http://ishinohana.com

モヒート(ロンリコ ホワイト)

Mojito  モヒート

ラム45ml、
ライムジュース10ml、
シロップ1tsp、
ミント適量をマドリング。
クラッシュアイスを入れ
ソーダアップ。
軽くステアして、ミントを飾る。
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