アルコール依存症は“精神と肉体の病気”
アルコール依存症は、「酒癖が悪い人」「意志の弱い人」だけがなるのではなく、お酒を飲む人なら誰でも発病の可能性がある、“精神と肉体の病気”です。
長期間にわたり大量飲酒を続けると、「アルコールへの精神的・身体的依存」が形成され、どうしても飲まずにはいられなくなってしまいます。時と場所を選ばずお酒を求め、飲酒のために暴力的な行動をとることも大きな問題です。このように、飲酒に対するコントロールを失ってしまう状態が、アルコール依存症という病気です。
重症になると、飲酒後48時間程たって体からアルコールが完全に抜けた際に、汗をかいたり、手足が震えたり、幻覚を見たりといった禁断症状が現れます。
それを抑えるために、さらにアルコールを飲むようになり、最後には全身がアルコールに侵されて、社会生活を当たり前に送ることが困難になってしまいます。
アルコール依存症と診断されると、大切なのは「断酒」をすること。多くの場合、一生断酒をしなければならなくなります。
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