アサヒビールの考え方
人々のよりよい暮らしを応援し 新しい価値を共に築いていきます
アサヒビールは商品の開発・販売のみにとどまらず、事業活動を通じて培った知見や技術、
ネットワークを活用し、地域社会で共に暮らす人々との日々がより豊かなものとなるよう取り組みます。
トピックス一覧
- トピックス 1その地域でしか楽しめない商品の展開
- トピックス 2地域の特産物を使ったドリンクを共同開発
- トピックス 3被災した土地で大麦を育てる「希望の大麦プロジェクト」
- トピックス 4廃棄される素材で、サステナブルクラフトビールを醸造
- トピックス 5「森のタンブラー」で地域のプラごみを削減
- トピックス 6従業員のボランティア活動を後押し
- トピックス 7コロナ禍で消毒用エタノールを製造
- トピックス 8文化と自然の価値を紡ぐ美術館
トピックス 1
その地域でしか楽しめない商品の展開
アサヒビールは地域に根ざした活動を通じて、そこで暮らす人々が元気になる取り組みを進めています。これまで、北海道厚真産米を用いた北海道工場限定の「アサヒスーパードライ」や、奄美地域の自然環境保全などを応援する鹿児島県限定の「アサヒスタイルフリー<生>」などを数量限定で発売しました。いずれも売上の一部を地域の活性化にお役立ていただくため寄付しています。このほか、地域限定ラベルの商品なども販売しています。
トピックス 2
地域の特産物を使ったドリンクを共同開発
アサヒビールでは、業務用樽詰サワー「樽ハイ倶楽部」などを活用して、地域とオリジナルドリンクを開発し、地産地消や地域活性化を応援しています。
長崎県では、県産のミカンとを使用した『長崎みかんチューハイ』をJA全農ながさきと共同開発しました。福岡県では、県産のキウイを使用した『ふくおかキウイサワー』を福岡県とJA全農ふくれん、農林中央金庫と開発し、いずれも県内の飲食店に向けて、特産品の旬の時期に合わせて提案しています。
トピックス 3
被災した土地を活用して大麦を育てる
「希望の大麦プロジェクト」
同プロジェクトは、アサヒグループがこれまで培ってきたビールや飲料などの原料である大麦に関する知見を活かし、東日本大震災で被災した宮城県東松島市沿岸部の津波被災土地で大麦を栽培し、加工販売を行うことで、“なりわい”と“にぎわい”の創出を目指すものです。収穫した大麦を原料とし、2022年からはニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所にて、ウイスキー原酒の製造を開始しました。アサヒグループは「希望の大麦」を使った新たな価値を提案することで、東北の活性化を後押ししていきます。
トピックス 4
廃棄されるコーヒー豆やパンの耳で、
サステナブルクラフトビールを醸造
アサヒグループでは、やむなく飲食されずに廃棄されるコーヒー豆やパンの耳を回収し、クラフトビール(酒税法上は発泡酒)を醸造しています。これらの原材料は知的障がい者施設の利用者が、各店舗から回収・加工します。これまで、廃棄コーヒー豆を使った「蔵前BLACK」や、サンドイッチ製造で発生し活用しきれないパンの耳を使った「蔵前WHITE」、製茶の際に除かれる茎の皮を使った「狭山GREEN」、観光農園で残ってしまったイチゴを使った「さんむRED」など開発しました。今後も、アサヒの強みを活かし、地域と一体となって課題解決に取り組むことで、ローカルSDGsを推し進めていきます。
トピックス 5
「森のタンブラー」で地域のプラごみを削減
アサヒビールは、パナソニック(株)と共同開発したエコカップ「森のタンブラー」を活用し、地域と連携した環境負荷低減の取り組みに力を入れています。
2021年は、熊本市と市内のスポーツチーム4団体と協力し、市内で開催されるスポーツの試合やイベントで使い捨てプラスチックカップの代わりに「森のタンブラー」を提案しました。また、2023年は福岡県と福岡ソフトバンクホークス(株)と連携し、福岡PayPayドームにて「森のタンブラー for 福岡ソフトバンクホークス」を活用した使い捨てプラスチックカップ削減に取り組みました。
トピックス 6
従業員のボランティア活動を後押し
アサヒビールは、ボランティア活動や環境整備活動などに取り組む際に取得できる「アサヒナイスライフ休暇制度」を設けています。また、アサヒグループ社内では、従業員がボランティア活動の募集や参加の申し込みを気軽にできるポータルサイト「ぐるぐるアサヒ」があり、継続的なボランティア活動を支援しています。
トピックス 7
コロナ禍で消毒用エタノールを製造
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い不足している消毒用エタノールの代替品として、ニッカウヰスキーが高濃度エタノール製品を製造し、東京都を通じて医療機関などへ寄贈しました。また茨城県内においては、木内酒造・キリンビール(株)と協力し、手指の消毒に使える高濃度エタノールを製造しました。これは工場内在庫で出荷が見込まれない飲食店向けのビールを原料として、木内酒造の八郷蒸溜所にて製造したもので、茨城県内の地方公共団体に寄贈しました。
トピックス 8
文化と自然の価値を紡ぐ美術館
アサヒグループ大山崎山荘美術館は、関西の実業家・故加賀正太郎氏が大正から昭和初期にかけ建設した本館、「大山崎山荘」に、安藤忠雄氏設計の新棟「地中の宝石箱」などをくわえて、1996年に開館した美術館です。
もともとこの山荘は、傷みが激しく荒廃寸前となっていましたが、貴重な建築物と周囲の自然の保護保存を求める声を受け、京都府、大山崎町と連携して、当社が修復、復元し、美術館として運営することになりました。民藝運動を黎明期から篤く支援した初代社長、山本爲三郎によるコレクションをはじめ、作品や建築物、美しい庭園を後世に遺すとともに、企画展示などの文化発信に取り組んでいます。