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特集記事

                                
「働く」をもっと柔軟に。ニューノーマルな働き方をする社内の人に話を聞いてきました。

働き方改革の推進や、テクノロジーの進化を受け、アサヒビールの社員も多様な働き方を実践しています。そこで、採用チームが気になっていた社員に突撃インタビュー!育児と仕事の両立をどのようにしているのか、どんな働き方をしているのか、新しい働き方はどうか、率直なコメントをもらってきました。

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▼PROFILE:京谷めい 
2010年入社。業務用営業、商品開発、秘書など、さまざまな業務を経験後、現在は新価値創造推進部に所属。異動・育休を経ながら2児の母として、家族を第一に、仕事でも新しい商品や価値を生み出すために活躍中。※取材当時

先輩ママや会社のサポートに助けられた

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ーーまずは京谷さんにお話を伺ってみます。2回の育休・復職を経験しながら、様々な部署で活躍されているそうですね。妊娠・出産について、会社からのサポートってあったんですか?

京谷:そりゃもう、なんか色々あって忘れちゃったんですけど()27歳で1人目を授かったとき、「何をどうすればいいんだろう」とか「この先働いていけるんだろうか」とか、すごく考えてしまって。同期に妊娠・出産を経験している人も当時は少なかったし、相談できる人がいないと思っていたんです。
でも、人事部の方がすごく親身に話を聞いてくれて、また、人事部主催のワーキングママの会にもお誘いいただきました。そこでは先輩方の育児経験や育児のサポート体制を教えていただいて、とても勇気付けられたというか、希望が持てたんですよね。

ーーなるほど!周りにもワーキングママがいらっしゃったんですね。

京谷:はい、たくさんいますよ。あと、さすが大企業と思ったんですが()、出産ってお金もかかるので、出産一時金は助かりましたね。理想の出産というものがあったので、場所などこだわることができました。
あ、それと産後って体調崩したりすることもあったり、私は骨盤が歪みまくって、まっすぐ歩くこともできなかったんですよ。

ーーま、マジですか!大変ですね...

京谷:そう、これはヤバイと思って。
なので、骨盤矯正に通うための福利厚生サポートも非常に嬉しかったです。そしたら姿勢が良くなったのか、身長が1cm伸びました()。心身ともにケアできたと感じます。

意識の変化と、新しい気づき

ーーお子さんが産まれる前後で、働くことに対する意識は変わりましたか?

京谷:一番変わったと思うのは、時間の使い方ですかね。第一子を出産する前、あんまりこの場で言うとよくないかもだけど、かなりバリバリ働いていました()。若いというのもあるし、その頃は自分のためだけに時間を使えていたので、無意識にダラダラしてしまっていた面もあったと思います。ですが、子どもが生まれてからは、「時間は限られている」ということをすごく意識しながら働くようになりました。

ーー育児しながらだと、メリハリをつけることは大切ですよね。

京谷:ホントそうなんですよ。だから、生産性は良くなったんじゃないですかね。
あと、働き方とは違うんですが、自分が独身女性から既婚女性妊婦、母と、マーケティングで言うところの属性が変わっていくのが、ちょっと面白かったです。子どもを産んでから、オーガニック商品のことがすごく気になり始めたり。「こういう変化がお客さまにもあるんだな」と実感しました。

ーーそれは面白い気づきですね!ワークもライフも境界はないのかもしれないですね。

コツは、あきらめること、
夫に頼ること

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ーー今はどういった働き方をされているんですか?

京谷:基本的にテレワークで、出社は週に12回程度ですね。また時短勤務を申請していますので、勤務時間はだいたい10時から16時半。とはいえスーパーフレックスなので結構フレキシブルに働いていて、日によっては18時頃まで仕事をすることもあります。

ーーテレワークには慣れましたか?

京谷:そうですね。テレワークが当たり前になって一番良かったのは、通勤時間がなくなったこと。今までは片道1時間近くかけて通勤していて、その時間がすごく無駄だと感じていたんです。今はその時間で仕事をしたり、子どもといっしょに過ごしたりできるので、QOLが上がったと感じています。

ーーずばり、仕事と育児を両立するコツは?

京谷2つあると思っていて、1つは「あきらめる」こと。私も最初はいろいろとがんばっていたんですけど、スーパーウーマンじゃないし、「無理なものは無理!」と思うようになってから、気持ちがだいぶラクになりましたね。
もう1つは「夫にどんどん頼る」こと。夫もとても忙しいんですが、私1人で家事を担当するのは限界がありましたし、やっぱり夫婦なのでいっしょに育児をしていくのはとても大事だと思っていて。そこで私がやってきた家事をすべてリスト化して、夫に「どれならできる?」と聞いたんです。それからは、夫はお皿洗い担当としてがんばってくれています。

ーーなるほど、仲のいいご夫婦ですね。うらやましい!

京谷:いえいえ、ケンカばかりです(笑)。ただ、ここにも「あきらめる」があって。夫が皿洗いすると、洗い残しがあったりするんですよ。「アボカドついてんじゃん」みたいな(笑)。そこでいちいち完璧を求めないということが大事ですね。

仕事でも、家庭でも、
いろんな自分に会える

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ーー今回、ワーク・ライフ・バランスみたいなところがテーマだったりするんですけど、充実していると感じますか?

京谷:楽しんでると思いますよ。日々仕事をしている中で「私はこの仕事向いているんだろうか?」って悩んでしまうときもあるんですが、その度に周りの方の支えをすごく感じて、「がんばろう!」って挑戦できるし、成長してるなって。
ライフの面でも、子どもが新しいことに興味を持って、全力で楽しんでいるのを見ると、嬉しくなりますね。子どもはサッカーをやっていて、プレミアリーグとかすごくサッカー事情に詳しいんですけど、私は元々サッカーに興味なかったんですね。けど、いまは私も楽しめちゃってるので、いろんな自分を発見できてるのが、おもしろいです。

ーー京谷さんの今後の夢を聞かせてください。

京谷:今は「新価値創造推進部」という部署に所属し、新規ブランドの商品開発に関わっています。新しい環境ですが、この仕事をもっと極めたいという想いは強いですね。同時に、やっぱり一番大切にしたいのは家族のこと。自分のやりたい仕事をきちんとしながら、子どもの意見にもちゃんと耳を傾けられる親でいたいと思います。

新しい働き方から、
新しい価値をかたちにしてほしい

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PROFILE:梶浦 瑞穂(新価値創造推進部:部長)
※取材当時
京谷さんを知る上司の方にお話を伺ってみました。

ーー京谷さんの働き方について、どのようにお考えですか?※取材当時

梶浦:彼女は信念というか、貫き通す芯の強さというものがありますよね。頑固というか()。彼女のように、お子さんがいる中で成果を出すという働き方は、簡単ではないと思うんですが、会社としても社会としてもとても重要ですし、そういった部分をサポートしていきたいと考えています。

ーー具体的にどのようなサポートをされているんでしょうか?

梶浦:「何もしない」「余計なことを言わない」ことが一番のサポートというのが私の持論です。気軽に人と会えない時代になった今、プロセスを評価するのは難しい。だから、「働き方は自由にしていい。その代わりきちんと結果を出してほしい」ということは伝えていますし、彼女自身も理解してくれていると思っています。

ーー今後、京谷さんに期待することは?

梶浦:やはり「新価値創造」の一翼を担ってほしいですね。「時短で働く」「子育てしながら働く」という視点は、私にはない部分なので、そうした経験を活かして、同じ境遇の方たちに価値を届けられる存在になってほしいと願いますね。

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ーー最後はお二人で乾杯!いつまでもアップデートし続ける京谷さんに今後も期待したいですね!お話ありがとうございました!