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エンジニアリング部の仕事を進めていく上で大切なのは、「工場全体・製造工程全体を俯瞰して捉えること」と「現場の課題に真摯に向き合うこと」です。エンジニアリング部は、社内外の多くの関係者と協力しながら業務を進めていく必要がありますので、この2点がとても大切です。
たとえば、以前在籍していた工場で、ある製品の樽生ビールを製造することになった際、設備改造の主担当になりました。私の役割は、各工程の問題点について、SQCD(安全、品質、コスト、納期)の観点で仮説検証を繰り返しながら解決策を導き出し、そのために必要な設備設計や施工管理をすることでした。色々な苦労がありましたが(笑)、納期通りに立ち上げ製造を開始することができたのは、先に述べた2点を常に意識していたからだと思います。
ビールタンクを冷やすためには、冷凍機という設備が必要なのですが、現在勤務している茨城工場にて、当社初で、より環境性能に優れた冷凍機の導入に携わりました。環境に対する世の中の関心が高まっている中で、従来使用していた冷凍機の更新のタイミングが迫っていたというのが導入の背景です。最初に行ったのは、最先端技術に関する情報収集です。その中で当社の現状に照らし合わせ、最適な設備を選定します。設備が決まれば、SQCD等の観点で導入から運用までを企画立案し、導入そして評価するといったフローです。
ビールづくりは日々進化していますので、こういった社会的な関心事や最先端の技術を把握しておくことがとても大切です。これからのエンジニアリング部には、今まで以上にこういったことが求められてくるのだと感じています。
アサヒビールへの入社理由はいくつかありますが、とにかく情熱的な人が多いというのがその一つです。自分の仕事を熱く語る人が多くて、「こういう会社で働きたいな」と思いました。入社してからもそれを実感しています。昼は熱心に仕事を教えてくれて、夜は気軽に飲みに誘ってもらえる。そんな面倒見がよくて温かいところが私は好きです。
また、若手を受け入れる風土や風通しの良さもアサヒビールの社風でしょうか。若手であろうと意見を求められますし、そういう環境で働けていることに本当に感謝しています。
今、ブラザーとして若手社員の育成に携わっていますが、そういったアサヒビールの良いところを実感してもらえるよう励んでいきたいです。
※所属部署は取材当時のものになります。