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食品メーカーとして食の安全を担保するのは当然のことです。アサヒグループの商品をご購入いただいたお客さまの健康を脅かすことは、絶対にあってはいけません。だからこそ、私たちは食の安全を守るため、その技術開発に注力しています。
近年、食の安全を脅かすリスクは多様化しています。残留農薬、重金属などの微量な化学物質から、虫といった異物まで...。私たちの確立した分析手法は「なぜこのトラブルが起きるのか」、「どこから異物が入るのか」などの原因解明にも活かされます。リスクを未然に防ぎ、絶対に発生しないようにすること、これが私たちの使命です。すべてのお客さまに「アサヒグループの商品だから安心だよね」と言っていただきたいですね。
世間で食の安全に関する問題が起きた場合は、科学的根拠をもって、アサヒグループの商品の安全性を示さなくてはいけません。できるだけ迅速に正確な分析値を出すため、これまでの知識や経験を活かし、チーム一丸となって対応に当たります。時には、私たちの専門分野以外の問題も発生します。そうした場合には、数多くの論文から情報収集をし、また見識のある大学教授へアポイントを取りお話を伺うこともあります。固定概念に縛られることなく臨機応変に取り組んでいます。
研究はうまくいかないことの連続ですが、風通しが良く、周りの方に相談しやすいので、一人で抱え込みすぎることはありません。一口に「分析」と言っても、色々なアプローチ方法がありますので、その時々で最適な分析法を選択し構築する必要があります。今後は、海外のグループ工場に出向いて、分析技術を教える機会も増えてきます。その時には私も先輩方のように、その場に適した技術をきちんと教えられるよう、これからも自分の分析技術を磨いていきたいです。科学的な根拠を示し、製品の品質を保証する体制を維持していくことで、世界中のお客さまの安全と安心につながれば嬉しいです。
※所属部署は取材当時のものになります。