知っておくと、ちょっと便利♪
好みのワインの選び方。
ぶどう品種や産地によって、味わいがまったく異なるワイン。そのバラエティの豊かさもワインの魅力のひとつですが、一方でどのワインを選べばいいか迷ってしまう…そんな方もいらっしゃるかと思います。今回のコラムは、知っておくと便利なワインの選び方をお届けします。
◆代表的なぶどう品種からワインを選ぶ。
現在、世界で使用されているワイン用ぶどう品種は約1000種類あるといわれています。そのなかで主要品種は100種類程度。さらにその中でも、多く栽培されている代表的なぶどう品種をご紹介します。
- [カベルネ・ソーヴィニヨン]
- 赤ワイン用の代表的品種。重厚で長期熟成向けのワインを生みます。しっかりした味わいのワインを楽しみたいときにおすすめの品種です。
- [メルロー]
- カベルネ・ソーヴィニヨンに比べてやや早熟な品種です。果実味が豊かで、やわらかな口当たりのワインになります。
- [ピノ・ノワール]
- 華やかな香り、繊細でスムースな口当たり。渋みは控えめで、酸味が高く、フルーティな香りのなめらかさのあるワインとなります。
- [シャルドネ]
- 世界的に人気のある白ワイン用の品種です。香り高く、酸味とコクのバランスがとれたキレのよい辛口ワインになります。シャンパン用としても知られています。
- [ソーヴィニヨン・ブラン]
- 際だった香りと爽やかでしっかりとした酸味のあるすっきりとした飲み口のワインを生み出す品種です。
- [セミヨン]
- フルーティで、酸味と果実味は控えめです。主にソーヴィニヨン・ブランとブレンドされることが一般的です。
それぞれのぶどう品種の味わいの特徴を知ることで、好みの味わいのワインを選びやすくなります。
また同じぶどう品種であっても、産地によってできる味わいは異なります。
ワイン用語で「テロワール」と呼ばれますが、産地の気候や土壌など、自然条件の個性が味わいに違いを生み出します。さらに栽培方法やワインの醸造・熟成の方法の違いによっても味わいは変わります。
こうして生まれるバラエティ豊かなワインをさまざまに飲み比べ、好みの1本を見つけるのがワインラヴァーの楽しみといえます。