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ニュースリリース

2023年7月27日
アサヒビール株式会社

『アサヒスーパードライ エコパック』
販路を拡大し1都10県で8月29日発売
紙の使用面積を従来から最大約8割※1削減した紙資材「エコパック」を使用

アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 松山一雄)は、6缶パックにおける紙の使用量を大幅に削減した紙資材「エコパック」を使用した『アサヒスーパードライ エコパック』(缶350ml)を、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県、静岡県の1都10県で発売します。2021年からのテスト展開を経て本格展開し、持続可能な資源利用の取り組みを加速させていきます。

通常の6缶パック、「エコパック」を使用した今回の6缶パック
左:通常の6缶パック、右:「エコパック」を使用した今回の6缶パック

「エコパック」は缶の上部のみ固定する紙資材で、当社が日本で初めて※3採用し、2021年からテスト展開に取り組んできました。従来使用していた6缶パック資材と比べ、紙の面積は缶350mlの6缶パックで77%、缶500mlの6缶パックで81%削減できます。使用する紙の重量は缶350mlの6缶パックで65%、缶500mlの6缶パックで73%の削減を実現できます。仮に、当社が製造する6缶パック全てを本資材に切り替えた場合、年間で紙の使用量は約8,800t、資材製造に伴うCO2排出量を7,400t削減※2できる見込みです。

これまでのテスト展開では、「ゴミが減るのが嬉しい」や「思ったより頑丈で持ちやすい」など好評の声をいただきました。本格展開するにあたり、量産化に必要なパッケージング設備を茨城工場に本年導入したほか、11月にも吹田工場に同様の設備を導入し、2工場計で約9億円の設備投資を実施します。今後も販路拡大や、既に展開している商品以外での「エコパック」活用を目指します。

<「エコフレカートン」の開け口部分>

また、『アサヒスーパードライ エコパック』の本格展開に際して、「スーパードライ」ブランドで初めて「エコフレカートン」を採用しています。「エコフレカートン」は当社が開発した環境に配慮した外箱です。従来の外箱と比較し、開け口部分の紙の使用面積を3.8%削減しています。また、缶を取り出やすくするために、外箱にあらかじめ折り目をつけ、ふたを固定できるようにしています。さらに、店頭で商品を取り出して陳列することを想定し、開封時間の短縮や外箱を捨てる際にかさばらないよう工夫をしています。

<「エコフレカートン」に記載した使い方>

当社は「エコフレカートン」を導入するにあたり、茨城工場へ約1,600万円の設備投資を実施しました。今後、対象商品の拡大と設備投資を実施することで、2024年内に全商品への展開を目指します。当社ビール類の全商品を「エコフレカートン」に切り替えた場合、年間で約1,100tの紙、約900tのCO2を削減※4できます。

アサヒグループでは「環境ビジョン2050」を策定し、「気候変動」「容器包装」「農産物原料」「水資源」の4つのテーマを柱として、豊かな自然の恵みを未来世代へつなぐことを目指します。「気候変動」においては2050年までにCO2排出量“ゼロ”を目指す「アサヒカーボンゼロ」を設定しています。世の中が脱炭素社会の実現に向けての取り組みを加速させる中、アサヒビールは省エネルギーや再生可能エネルギーの取り組みに加え、6缶パックの紙資材「エコパック」、外箱「エコフレカートン」など省資源化した資材を積極的に活用し、環境負荷低減に取り組むことで、持続可能な社会の実現を目指します。

  • ※1:

    缶500mlの6缶パックにおいて、従来(982cm2)と比べエコパック(189cm2)の紙面積は約81%削減。今回展開する缶350mlの6缶パックにおいては、従来(837cm2)と比べエコパック(189cm2)は約77%削減。

  • ※2:

    2019年の当社6缶パック全商品の出荷実績による。

  • ※3:

    当社調べで、缶体の上部のみを固定する6缶パック紙資材においては日本で初採用。

  • ※4:

    2022年の当社ビール類およびアルコールテイスト飲料の出荷実績から算出

【商品概要】

商品名 アサヒスーパードライ エコパック
容器・容量 缶350ml×6缶
製造工場 茨城工場
発売日 8月29日
販売エリア 1都10県
東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、
茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県、静岡県