*Firefox最新版をご利用のお客様へ* ページの背景画像が正しく表示されない場合、こちらをクリックお願いします。

ニュースリリース

2022年12月6日
アサヒビール株式会社

企画展
「没後40年 黒田辰秋展 ー山本爲三郎コレクションより」
開催のお知らせ

アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡大山崎町 館長 鬼塚おにづか 潤一郎じゅんいちろう)は、2023年1月21日(土)から5月7日(日)まで、企画展「没後40年 黒田辰秋展 ー山本爲三郎コレクションより」を開催いたします。

京都の塗師屋ぬしやに生まれた黒田辰秋は、早くから木漆工芸の制作過程における分業制に疑問を抱き、一人で素地から塗りや加飾、仕上げまでを行う一貫制作を志します。柳宗悦や河井ェ次郎の知遇を得たことで民藝運動と関わり、1927年「上加茂民藝協団」を結成して志を同じくする青年らと共同生活を送りながら制作に邁進しました。協団解散後本格的に木漆工芸作家として歩み、精力的な活動のすえ、1970年には木工芸分野で初となる重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定されます 。
 本展ではとりわけ、ゆるぎない基礎が確立した20代前半の凝縮された時期に焦点を当てます。民藝運動との出合いを経た黒田は、1928年、御大礼記念国産振興東京博覧会に出品されたパビリオン「民藝館」で、初期の代表作である欅拭漆のテーブルセットをはじめ多くの家具什器を手がけました。民藝館 は、運動の支援者であったアサヒビール初代社長山本爲三郎が建物と什器を買い取り、博覧会終了後に大阪・三国の自邸に移築、「三國荘」とよばれるようになります。
 山本家から当館に寄贈され、開館以来当館所蔵品の軸となっている三國荘ゆかりの山本爲三郎コレクションを中心にこのたび所蔵品を一挙に公開、黎明期からその後の展開にも触れながら、名匠黒田辰秋の創作の原点に迫ります。

【本展に関するお問い合わせ先 】
アサヒビール大山崎山荘美術館 TEL 075-957-2364 FAX 075-957-3126
広報担当 : 池田いけだ 恵子けいこ 鈴見すずみ あつし    担当学芸員 : 中村なかむら 祐美子ゆみこ 野崎のざき 芙美子ふみこ

【開催要項】

展覧会名 没後40年 黒田辰秋展 ー山本爲三郎コレクションより
会  期 2023年1月21日(土) – 2023年5月7日(日)
休 館 日 月曜(ただし3/20、3/27、4/3、5/1は開館)
開館時間 10:00 – 17:00(最終入館 16:30)
会  場 アサヒビール大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
JR山崎駅、または阪急大山崎駅より徒歩約10分
TEL:075-957-3123(総合案内)
https://www.asahibeer-oyamazaki.com
主  催 アサヒビール大山崎山荘美術館、日本経済新聞社
後  援 京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、エフエム京都
入 館 料 一般900円(800円)、高大生500円(400円)
中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方300円
※( )内は 20名以上の団体の場合
作品点数 約55件

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、掲載内容が変更となる場合がござ います。最新情報は当館ウェブサイトをご覧ください

【会期中のイベント】

1 座談会「森見登美彦先生と語る 京都の青春、上加茂民藝協団」

日  時 2023年1月27日(金) 14:00 – 15:30
内  容 京都の青春をテーマの一つに、森見氏と学芸員たちが座談会形式で自由に語り合います
定  員 約100名、要申込(抽選)
参 加 費 無料、ただし本展覧会入場券(半券可)が必要
登 壇 者 森見登美彦氏(作家)、当館学芸員
申込方法 ウェブサイトからお申し込みください
 申込フォームURL https://www.asahibeer-oyamazaki.com/r/02/
*申込は1人1回、1名まで
*申込締切は12月19日(月)24:00
*その他、注意事項等は申込フォームでご確認ください
QRコード

2 講演会「漆工文化財の保存修理について –アサヒビール大山崎山荘美術館所蔵作品の修理を終えて」

日  時 2023年4月16日(日)14:00 – 15:30
内  容 漆作品の修理全般について及び黒田辰秋作品の修理を通じて得られた知見などをお話しいただきます
定  員 約50名、要申込(先着順)
参 加 費 無料
登 壇 者 室瀬智弥氏 鷺野谷一平氏 (目白漆芸文化財研究所)
申込方法 返信可能なFAXまたは往復はがきでお申し込みください
【宛先】 (FAX)075-957-3126 (往復はがき)〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原 5-3
    アサヒビール大山崎山荘美術館 イベント係宛
【記載事項】 ①参加者全員の氏名 以下は代表者のみ
       ②住所 ③電話番号 ④FAX番号
※申込は1回につき2名様まで
※往復はがきの場合は4月4日(火)必着
※電話・メールによる受付はいたしません
※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします
会  場 1、2ともに大山崎ふるさとセンター
〒618-8501 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字竜光 3
阪急大山崎駅から徒歩1分、JR山崎駅から徒歩3分

【カフェ企画】

内  容 リーガロイヤルホテル京都が本展のために考案した特製オリジナルスイーツ2種を提供いたします。
期  間 展覧会会期中
会  場 当館喫茶室
協  力 リーガロイヤルホテル京都

「三國荘のあかり」

黒田が若いころに手がけた灯火器をイメージし たケーキです。
オレンジピール入りのパウンドケーキで、じんわりと灯るあかりを表現しています。
オレンジの香りのホワイトチョコレートクリームと、ほろ苦いガトーショコラの味の調和をお楽しみください。
《黒漆灯火器》本展出品作

《黒漆灯火器》本展出品作

「三國荘のあかり」

「鴨川 春爛漫」

黒田が生涯暮らした京都、桜吹雪の舞う鴨川をイメージしました。
ピンク色のドライクランベリーが水面に浮かぶ桜を、抹茶のパウンドケーキが若草萌える土手を思わせます。
桜リキュールと桜餡の香りがやさしく広がる、春気分たっぷりのケーキです。

「鴨川 春爛漫」