ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
「開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より」
開催のお知らせ
アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡大山崎町 館長
本展では、作品をとりまく「夢」に焦点をあて、当館蔵品を厳選し公開します。19世紀後半から20世紀はじめのパリでは、夢を抱いた芸術家が集い、多彩な文化が次々に花開きます。絵画においては、クロード・モネが、光に着目して明るい画面に都市生活を描写しました。パブロ・ピカソは、《肘をつく女》といった「青の時代」の絵画にはじまり、めまぐるしく様式を変化させ、アメデオ・モディリアーニは、対象の奥にひそむ精神性を表出しようと、《少女の肖像》のようにデフォルメされた身体を特徴とする肖像画に到達しました。独自の表現を追いもとめた彼らの夢の精華が、のこされた数々の傑作にあらわれているといえます。のちにモネは、パリ近郊のジヴェルニーに居を定め、自身の理想を凝縮させた庭園をつくりあげました。今回はこの夢の庭を題材にした、連作《睡蓮》をふくむモネの代表作をご覧いただきます。また、本展では、かつて白い宝石とよばれ珍重された東洋磁器を夢みて、試行錯誤の末に誕生した17-18世紀のデルフト陶器などもあわせてご紹介いたします。名品にかくれた、あこがれ、希望、志などの背景をさぐりながら、さまざまな夢をめぐります。
そして、本展の主要作品であるクロード・モネ《睡蓮》に関連して、記念講演会を開催いたします。講師に作家マルセル・プルースト研究の第一人者であり、長編小説『失われた時を求めて』の翻訳を近年完結された仏文学者吉川一義氏(京都大学名誉教授)をお招きし、「モネの《睡蓮》とプルースト」と題し同時代に生きた二人にまつわるお話をしていただきます。また、京都市立芸術大学音楽学部の学生によるピアノコンサート「印象派の音色」や、喫茶室でのリーガロイヤルホテル京都による本展特製オリジナルスイーツの提供など、開館25周年を彩るさまざまなイベントを計画しております。
2021年、アサヒビール大山崎山荘美術館は、未来へ向けた第一歩を踏みだします。節目となる本年の幕開けを飾る展覧会をどうぞご覧ください。
【 開催要項 】
展覧会名 | : 開館25周年記念 夢をめぐる ―絵画の名品より |
---|---|
会 期 | : 2021年3月20日(土・祝) - 7月4日(日) |
休 館 日 | : 月曜(ただし5月3日は開館) |
開館時間 | : 10:00-17:00(最終入館 16:30) |
会 場 | : アサヒビール大山崎山荘美術館 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 JR山崎駅または阪急大山崎駅より徒歩約10分 TEL:075-957-3123(総合案内) https://www.asahibeer-oyamazaki.com |
主 催 | : アサヒビール大山崎山荘美術館 |
後 援 | : 京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、エフエム京都 |
入 館 料 | : 一般900円(800円)、高大生500円(400円)、中学生以下無料、障害者手帳をお持ちの方300円 ※( )内は 20名様以上の団体の場合 |
作品点数 | : 約70点(予定) ※会期中展示替えを行います |
【 会期中のイベント 】
■ 講演会 「モネの《睡蓮》とプルースト」
※ 美術館では開催いたしません
講 師 | : 吉川 一義氏 (京都大学名誉教授) |
---|---|
日 時 | : 2021年4月4日(日) 13:00-14:30 |
定 員 | : 50名、要申込(先着順) |
会 場 | : 大山崎ふるさとセンター 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字竜光3 阪急大山崎駅から徒歩1分、JR山崎駅から徒歩3分 |
参 加 費 | : 無料 |
申込方法 | : 返信可能なFAXまたは往復はがきで (1)参加者全員の氏名 以下、代表者のみ (2)住所(3)電話番号(4)FAX番号をご記入のうえ、「イベント係」まで FAX:075-957-3126 ※申込は1回につき2名様まで ※対象は中学生以上 ※往復はがきの場合は、3月28日(日)必着 ※電話・メールによる受付はいたしません ※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします |
■ ピアノコンサート 「印象派の音色」
日 時 | : 2021年5月29日(土)・30日(日) 各日とも①11:30- ②14:30- |
---|---|
会 場 | : 当館本館 |
内 容 | : 京都市立芸術大学音楽学部の学生によるピアノコンサート ドビュッシーをはじめ、印象派音楽家の曲を演奏します(各回約25分) |
参 加 費 | : 無料、ただし美術館入館料は別途必要 ※事前申込不要 |
協 力 | : 京都市立芸術大学キャリアデザインセンター |
■ カフェ企画 特製スイーツ
内 容 | : リーガロイヤルホテル京都が本展のために考案した特製オリジナルスイーツを提供いたします |
---|---|
期 間 | : 展覧会会期中 |
場 所 | : 当館喫茶室 |
協 力 | : リーガロイヤルホテル京都 |
ガトー・ヴェール・ヴェール Gâteau Vert Vert
― モネが暮らしたジヴェルニーの邸宅の庭 ―
モネが残した自作のレシピをアレンジし、ほうれん草を使ったスポンジケーキと濃厚な味わいのピスタチオクリームをサンドしました。あざやかな緑色は、緑豊かなジヴェルニーの庭を思わせます。ホワイトチョコレートでコーティングしたヘーゼルナッツの食感とともにお楽しみください。
ガトー・ヴィラ・モンターニュ Gâteau Villa de Montagne
― 山河の雅 大山崎山荘 ―
開館25周年を記念し、大山崎山荘をイメージしたケーキを作りました。オレンジ風味のシロップに漬したココアスポンジとビターチョコレートのクリームを交互にかさね、屋根はいちご風味、扉はトマト風味のビスケットで表しています。ふわふわのケーキとサクサクビスケットのコントラストと合わせてお楽しみください。