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ニュースリリース

アサヒビール株式会社のニュースリリース

ニュースリリース2019年

2019年9月18日
アサヒビール株式会社

植物繊維から生まれた世界初のエコカップ
「森のタンブラー」で“脱・使い捨てプラスチック”!
「つくばクラフトビアフェスト2019」で5,000個展開
プラカップ使用量を減らすことで、イベント時のCO2排出量約2t削減を目指す

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 塩澤賢一)がパナソニック株式会社と共同開発した「高濃度セルロースファイバー成形材料」※1を活用した世界初※2のエコカップ「森のタンブラー」が、10月4日(金)〜6日(日)に茨城県つくば市で開催される「つくばクラフトビアフェスト2019」において、5,000個展開されます。

 アサヒビールでは、「森のタンブラー」を、使い捨てプラスチックカップ削減のための“マイタンブラー”として社会に提案していきます。きめ細かい泡を繰り返し作り出す特徴を活かし、イベント会場でのリユースや店頭での持ち帰り用のビール類の提供の際に使用していただき、使用後はお持ち帰りいただくことで、使い捨てプラスチックごみの削減効果を検証するテスト展開をしています。

 「つくばクラフトビアフェスト2019」(主催:つくばクラフトビアフェスト実行委員会)は、全国からブルワリー26店舗・フード16店舗が出店し、バリエーションに富んだ約100種類のクラフトビールとビールに合う料理が楽しめるイベントです。本年は約1万人の来場者数を見込んでいます。

  • オリジナルデザイン「森のタンブラー」
    オリジナルデザイン「森のタンブラー」
  • 昨年の「つくばクラフトビアフェスト」の様子
    昨年の「つくばクラフトビアフェスト」の様子

 今回は、「つくばクラフトビアフェスト2019」のロゴをデザインしたオリジナルの「森のタンブラー」を合計5,000個展開します。運営オフィシャルブースではクラフトビール100ml入りで1個300円(消費税込)で販売します。また、各出店ブースで「森のタンブラー」をリユースしビールを購入する場合は、ビール代のみで200ml入り300円(消費税込)となります。「森のタンブラー」はきめ細かい泡を作り出す特徴もあり、美味しいビールを楽しみながら、プラカップ消費量も減らすことを目指しています。

 昨年の同イベント(2日間で来場者約6,500名)では約1t(トラック約3台分)のごみ(主にプラスチックごみ)が排出されました。使用されたプラスチックカップは約4万個で、CO2排出換算すると約3tとなります。本年は来場者の半数に「森のタンブラー」を展開し、プラカップ使用量を半減することでCO2排出量も半減させることを目指します。

■「森のタンブラー」について

  • ・「高濃度セルロースファイバー成形材料」は、間伐材などの木材から精製したパルプを主原料とした“紙製材料”であり、自然由来の木の風合いをお楽しみいただけます。高い形状自由度とリユース可能な強度を持つとともに、印刷適性も高いことから、各種イベント等に合わせた設計が可能です。また、成形時の温度条件によって色目が変化するため、3種類の中から希望の色目を選択できます。
  • ・近年、SDGsを初めとした環境意識の高まりから、イベントやコンサート、スポーツ観戦の会場においてリユース可能な容器の普及が進んでいます。「森のタンブラー」には、植物繊維由来の細かな凹凸を表面に施すことで、ビール類の持続性のあるきめ細かな泡をつくりだす特長があることから、ご家庭での利用価値も高いリユースカップとして訴求していきます。

※1:パナソニック(株)が独自に開発したナノ〜マイクロに微細化されたパルプ成分を55%以上含有する新開発の成形材料です。同社独自の金型・成形技術により、独特の風合いと強度を実現できます。パナソニックが受託した環境省の委託業務(平成27年度〜平成29年度セルロースナノファイバー製品製造工程におけるCO2排出削減に関する技術開発)で得られた成果を活用しています。

※2:当社調べ

【これまでに「森のタンブラー」が採用された主なイベント】

日程 内容
8月9日(金)
8月16日(金)
  • ・小湊鉄道株式会社が運行するSATOYAMAトロッコ「涼風ビール列車」(オープンビアガーデン)にて、「森のタンブラー」で「アサヒスーパードライ」の生ビールを提供。
  • ・2日間合計で240個を展開しました。
8月18日(日)
  • ・パナソニックスタジアムで行うガンバ大阪対ジュビロ磐田戦の開催前イベントにて、「森のタンブラー」とともに「アサヒスーパードライ」の生ビールを販売。
  • ・販売開始から1.5時間で500個が完売しました。

 アサヒグループは、本年2月に「環境ビジョン2050」を策定しました。2050年までに、事業活動における環境負荷ゼロ(ニュートラル)を目指すとともに、グループの独自技術や知見を生かした新たな環境価値創出(プラス)に取り組んでいます。

 「森のタンブラー」のテスト展開によって、環境に優しい容器の普及活動を進めることで、「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を目指していきます。

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