ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社 広報部
環境とユーザビリティに配慮した
『軽量6缶パック包装材』が「第42回木下賞」を受賞
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 平野伸一)は、『軽量6缶パック包装材』※の開発により、社団法人日本包装技術協会の「第42回木下賞 改善合理化部門」を受賞し、2018年6月19日(火)に、如水会館(所在 東京都千代田区)において表彰式が開催されました。
今回受賞した『軽量6缶パック包装材』は、「環境負荷軽減」「品質向上」「利便性向上」の3点を同時に実現したことが評価されました。
・環境負荷軽減、品質向上
従来の6缶パックは、四隅の上下8ケ所を板紙で抑えて缶を固定する仕様でしたが、『軽量6缶パック包装材』は、6缶全ての缶底部を1本1本保持できる形状の板紙を採用しました。 その結果、安定性が増し、提供品質の向上を実現するとともに、板紙の総面積が縮小され、紙の使用量が約10%削減されます。(当社従来品比較)
・利便性向上
従来の6缶パックでは、天面の開封ジッパーは右側からのみ開封可能でしたが、『軽量6缶パック包装材』は、左右両方向から開封可能な仕様に変更することで、利便性が向上しました。
『軽量6缶パック包装材』は、2016年10月から四国工場で展開を開始しました。本年6月には、全8工場で製造する全商品に導入されています。
アサヒグループは、国内グループ企業において、持続可能な地球環境の実現を目指し、環境経営における気候変動に関する新たな中長期目標「アサヒ カーボンゼロ」を設定しています。この目標は、2015年比で2050年に温室効果ガス排出量“ゼロ”を目指し、2030年にScope1,2及びScope3にて30%削減を目標とするものです。今回の『軽量6缶パック』の展開もこの考えに基づき行うもので、今後も様々な分野で環境負荷を抑えた施策を積極的に行っていきます。
※:ウェストロック株式会社(本社 東京都港区、社長 横山治康)、レンゴーリバーウッドパッケージング株式会社(本社 東京都港区、社長 井上貞登士)と当社の共同開発商品です。
■「木下賞」について
「木下賞」は、社団法人日本包装技術協会第二代会長 故 木下又三郎氏の包装界に対する多年の功績を記念して創設された表彰事業です。研究開発部門(包装の研究・開発に属するもの)、改善合理化部門(包装の改善・合理化に属するもの)、新規創出部門(包装の新規分野創出に属するもの)の3部門があり、書類審査およびヒアリング審査を経て、原則1部門1点が表彰されます。
アサヒビール(株)が木下賞を受賞するのは、第16回の『擦り傷対策大瓶』、第30回の『感性工学手法による、あけ易く、飲み易く、注ぎ易い缶蓋』、第32回の『加圧殺菌方式を用いた、高ガスボリューム缶製品の製造方法』、第34回の樽切れビールストッパー『ハッピーエンド君』に続き、今回で5回目です。