ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
大山崎山荘美術館
企画展 「有元利夫展‐物語をつむぐ」
開催のお知らせ
アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡大山崎町、館長 粟津
有元利夫(1946-1985)は、1978年に具象洋画の登竜門であった安井賞展において、《花降る日》でこの年のみの特別賞となった安井賞選考委員会賞を受賞。さらに81年の同展で大賞である安井賞を受賞し、将来に大きな弾みをつけました。しかしながらその4年後、この世を去ります。1975年の初個展からわずか10年の画業、38歳という芸術家としての大輪の花を開かせる途上のことでした。しかし、その独特の存在感あふれる絵画・版画などの作品は、多くの人に愛され、没後30年を経た現在、ますますその評価を高めています。
「風化したものは、僕にとっていつも美しく物語のある空間です。」と本人が語ったように、有元は洋の東西にわたるイメージを積極的に吸収して自身のなかで昇華させ、時間と場所を超越した自由な空間を作品の中に作りあげました。詩的な静寂につつまれたその作品世界は、今なお色あせることなく、観る者にそれぞれの物語を想起させます。
本展覧会では、有元利夫の絵画をはじめ、版画や立体も含めた主要作品およそ50件をご紹介します。関連イベントでは、有元利夫氏とともに人生を歩んでこられた日本画家の有元容子氏に、夫である有元利夫氏の人と芸術についてご講演いただきます。また喫茶室では、リーガロイヤルホテル京都が本展のために考案したスイーツを会期中限定で提供いたします。その他常設展示では、クロード・モネ《睡蓮》や民藝運動ゆかりの陶磁器も合わせてご覧いただけます。
関西では10年ぶりとなる展観で有元利夫の多様な作品世界に触れ、作者が作品に託した希望、愉しみ、感動を分かちあい、美術と建築・自然が調和した環境のなかで深まる秋の時間をお過ごしいただければ幸いです。
※会期中、展示替えをおこないます
- アサヒビール大山崎山荘美術館
- TEL 075-957-2364 FAX 075-957-3126
- 広報担当 :
藤田 友香里 - 担当学芸員 :
中村 祐美子
【 開催要項 】
- 展覧会名:
- 有元利夫展 -物語をつむぐ
- 会期:
- 2017年9月16日(土) - 12月10日(日)
- 休館:
-
月曜(ただし9/18、10/9、11/20、27、12/4は開館)
振替休館日は9/19 (火)、10/10 (火) - 開館時間:
- 10:00 - 17:00(最終入館 16:30)
- 会場:
-
アサヒビール大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
JR山崎駅または阪急大山崎駅より徒歩約10分
TEL:075-957-3123(総合案内) http://www.asahibeer-oyamazaki.com - 主催:
- アサヒビール大山崎山荘美術館
- 後援:
-
京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、
毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、中日新聞京都支局、エフエム京都 - 協力:
- 有元容子、三番町 小川美術館
- 入館料:
-
一般900円(800円)、高大生500円(400円)、中学生以下無料、障害者手帳お持ちの方300円
※( )内は 20名様以上の団体の場合 - 作品点数:
- 約50件 ※会期中展示替えを行います
【 会期中のイベント 】
■講演会 「有元利夫 −物語をつむぐ 作品とその周辺」
- 講師:
- 有元容子氏(日本画家)
- 日時:
- 10月1日(日) 14:00 - 15:30
- 定員:
- 50名、要申込(先着順)
- 会場:
- 当館展示室2
- 参加費:
- 無料、ただし美術館入館料は別途必要
- 申込方法:
-
返信可能なFAXまたは往復はがきで
- (1)参加者全員分の氏名
以下、代表者のみ - (2)住所(3)電話番号(4)FAX番号をご記入のうえ、「イベント係」まで
FAX:075-957-3126
- ※申込は1回につき2名様まで
- ※対象は中学生以上
- ※往復はがきの場合は、9/24(日)必着
- ※電話・メールによる受付はいたしません
- ※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします
- (1)参加者全員分の氏名
■アサヒ ラボ・ガーデン提携企画レクチャー「有元利夫の作品世界」
※美術館では開催いたしません
- 日時:
- 10月7日(土) 14:00 - 15:00
- 講師:
- 当館学芸員
- 会場:
- アサヒ ラボ・ガーデン(最寄:JR大阪駅・各線梅田駅)
http://www.asahigroup-holdings.com/research/labgarden/ - 内容:
- 企画展の理解をより深めるためのレクチャー
- 参加費:
- 無料
- 定員:
- 40名、要申込(抽選)
- 申込方法:
- 9月上旬よりアサヒ ラボ・ガーデンのウェブサイトで受付開始
■ギャラリートーク
- 日時:
- 本展覧会中の第2、第4土曜日(ただし12月9日を除く) 14:00 - 14:30
- 会場:
- 当館展示室
- 内容:
- 学芸員が本展覧会の見どころを解説いたします
- 参加費:
- 無料、ただし美術館入館料は別途必要※事前申込不要
■カフェ企画
- 内容:
-
リーガロイヤルホテル京都がこの展覧会のために考案したスイーツを提供いたします。
有元利夫氏が敬慕したイタリア初期ルネサンスの画家ピエロ・デッラ・フランチェスカ
(1412−1492)にちなみ、イタリア菓子に想を得て有元氏の作品世界を表した、特製オリジナルスイーツです。 - 期間:
- 展覧会会期中
- 場所:
- 当館喫茶室
- 料金:
-
ケーキ単品各550円
ケーキ・ドリンクセット各950円(コーヒー/紅茶いずれかとセット)
※税込、美術館入館料は別途必要 - 協力:
- リーガロイヤルホテル京都
【 企画展 「有元利夫展−物語をつむぐ」広報用提供画像 】
-
①
有元利夫《花降る日》 1977年
三番町 小川美術館蔵
© Yoko Arimoto -
②
有元利夫《室内楽》 1980年
東京国立近代美術館蔵
© Yoko Arimoto -
③
有元利夫《7つの音》 1984年
三番町 小川美術館蔵
© Yoko Arimoto -
④
有元利夫《テアトル》 1981年
三番町 小川美術館蔵
© Yoko Arimoto