ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
<ご参考資料>
2017年7月5日アサヒビール株式会社
背負い式樽生サーバー「楽しょうサーバー」
人間工学グッドプラクティス賞において優秀賞に選定!!
アサヒビール株式会社と株式会社デサントが、医療法人ダイナミックスポーツ医学研究所監修のもと開発した、背負い式樽生サーバー「楽しょうサーバー」が一般社団法人日本人間工学会において「平成29年度人間工学グッドプラクティス賞 優秀賞」に選定されました。
同賞の選定に際し「楽しょうサーバー」が実現した下記の4点が評価を頂きました。
- ① 背負い式樽生サーバー内に、アルミフレームを採用してビール樽を固定するとともに重心位置を従来品に比べ高くすることで、重心が後方へ偏ることを制限。その結果、背負い式樽生サーバーと女性キャストの背部の密着度を高め、過度な前傾姿勢を抑え、腰部への負担を軽減した。
- ② ビール樽の下に配置されたアルミフレームを調整することで女性キャストの身長や体型に合わせて背負い式樽生サーバーの重心位置を調整できるようにした。
- ③ 腰ベルトに丈夫でフィットする素材を採用し、背負い式樽生サーバーの荷重を肩だけではなく骨盤で支えられるようにして肩部での荷重負担を軽減した。
- ④ 腰回りのクッションを強化すると共に、クッション内部には温度調整素材を採用して背負った際の快適性を追求した。
背負い式樽生サーバー「楽しょうサーバー」は、主に野球場のスタンド、宴会場といった場所において移動を伴いながら樽生ビールを提供する際に使用される器具の一つです。樽生ビールは10L入りのものが主で、液量が満たされた状態で約20kgの重量になることがあります。そういった状況の中、樽生ビールを背負い急こう配の階段や広い範囲を移動して生ビールを提供することは、販売スタッフの大きな負担になっていました。
特に野球場においては生ビールの販売を女性スタッフが担う事が多く、負担軽減を求める声が多数寄せられていました。
「人間工学グッドプラクティス賞」とは、一般社団法人日本人間工学会が人間工学の研究成果を応用したものづくり、人間工学の研究成果を踏まえた社会活動における優れた業績を表彰することを通じ、人間工学とその研究成果を広く社会全般に普及させることを目的とした表彰制度で、平成24 年度より運用を開始しました。
選考は、無作為に選ばれた人間工学専門家100 人による1 次審査と、本学会理事長の承認を受けた人間工学専門家と日本人間工学会理事(若干名)による2次審査を経て、理事会において最優秀賞、優秀賞、特別賞が決定します。