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ニュースリリース

アサヒビール株式会社のニュースリリース

ニュースリリース2015年

2015年3月5日
アサヒビール株式会社

企画展 「テンプス・フーギット ―大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点
開催のお知らせ

 アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡大山崎町、館長 渋谷博久)は2015年3月21日(土・祝)から6月28日(日)まで、企画展「テンプス・フーギット ―大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」を開催します。

 本展では、現代美術作家のヤマガミユキヒロを迎え、当館所蔵品と作家の作品、約60点をとおして、去りゆく「時間」について再考いたします。

 「テンプス・フーギット(TEMPUS FUGIT)」とは、ラテン語で「時は飛ぶ」、「時は逃げる」といった意味で、時間が経過するはやさを表す格言です。古今東西の多くの美術家たちは、この過ぎ去っていく時間に対峙し、作品のうちにとどめようと挑んできました。
 印象派の巨匠、クロード・モネ(1840−1926)は時間とともにうつろいゆく風景を追いかけてキャンバスにとどめ、さまざまな連作を手がけました。現代に目を転じると、細密に描いた風景のうえに、同じ場所で撮影した映像を重ねる作品で知られるヤマガミユキヒロは、ひとつの画面に多くの瞬間を出現させています。

 本展では、所蔵品よりクロード・モネ《睡蓮》連作、同じくモネが描いた朝の風景《エトルタの朝》(1883年)、ピエール・ボナール(1867−1947)が夕暮れの室内を表現した《開いた窓辺の静物》(1934年)をはじめとする油彩画を展示いたします。また、《瀬戸 織部釉浜千鳥図行灯皿》(18世紀)、《李朝 白磁染付漢江図瓶り ちょう  はく じ そめ つけ かん こう ず へい 》(18世紀)など長い歳月をかけて風化、退色し時の流れを感じさせる古陶磁を出品いたします。

 風景を絵画と映像で表現するヤマガミユキヒロの作品からは、《鴨川リバースケープ》(2013年)、《都市の印象》(2014年)など都市や自然のうつろいを描いた代表作、そして、本展のために制作された最新作《窓の光T》(2015年)をご覧いただきます。本作品は、大山崎山荘(当館本館)内の一日、季節のうつり変わりをとらえたものでこの度初公開となります。これら所蔵品とヤマガミの作品より時間をめぐる表現をご紹介いたします。

 また、本展会期中、約5500坪の当館庭園は桜、新緑が大変美しい時期となります。美術作品から感じられる時間とともに、春から初夏にかけての豊かな時間をお楽しみいただけると幸いです。

【ヤマガミユキヒロ略歴】

1976年

大阪府生まれ

2000年

京都精華大学美術学部洋画コース卒業、Mio写真奨励賞2000優秀賞受賞

2005年

京都府美術工芸新鋭選抜展(京都文化博物館)

2008年

第11回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞

2011年

個展「Sheltering Sky」(Gallery PARC、京都)

2012年

「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー)

2013年

「re: framing ―表情の空間」(京都芸術センター)、「すみだ川 アートプロジェクト2013」(アサヒ・アートスク エア、東京)、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」 (六甲山、兵庫)

2014年

「窓の外、恋の旅。―風景と表現」(芦屋市立美術博物館)、「TARO賞の作家U」(川崎市岡本太郎美術館)

【 開催要項 】

展覧会名 :

テンプス・フーギット ―大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点

会期 :

2015年3月21日(土・祝)― 6月28日(日)

休館 :

月曜(ただし、5月4日は開館)、5月7日(木)

開館時間 :

10:00−17:00(最終入館 16:30)

会場 :

アサヒビール大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
JR山崎駅または阪急大山崎駅より徒歩約10分
TEL:075-957-3123(総合案内)http://www.asahibeer-oyamazaki.com

主催 :

アサヒビール大山崎山荘美術館

後援 :

京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、 読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、中日新聞京都支局、エフエム京都

入館料 :

一般900円(800円)、高大生500円(400円)、中学生以下無料
障害者手帳お持ちの方300円 ※( )内は 20名様以上の団体の場合

作品点数 :

約60点

【 関連イベント 】

■アーティストトーク  ヤマガミユキヒロ「作品について/光と時間を描く」

日時:

①4月5日(日) ②4月19日(日)③5月17日(日) ①〜③すべて14:00−15:30

会場:

当館展示室

参加費:

無料 ※ただし美術館入館料は別途必要

定員:

各回20名、要申込(先着順)

参加受付:

FAXまたは往復はがきで参加者全員の(1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)FAX番号 (5)イベント番号・日時をご記入のうえ、「イベント係」まで  FAX:075-957-3126

申込は1回につき、1通2名様まで ※対象は中学生以上 ※往復はがきの場合は、参加希望日1週間前必着
※電話・メールによる受付はいたしません ※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします


■アサヒ ラボ・ガーデン提携企画 レクチャー「テンプス・フーギット ―大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」

講師:

当館学芸員

日時:

5月16日(土) 14:00−15:00

会場:

アサヒ ラボ・ガーデン(最寄:JR大阪駅・各線梅田駅) ※美術館では開催いたしません
http://www.asahigroup-holdings.com/research/labgarden/

内容:

企画展の理解をより深めるためのレクチャー / 参加費:無料 / 定員:40名、要申込(抽選)

参加受付:

4月上旬よりアサヒ ラボ・ガーデンのウェブサイト上で受付開始


■ギャラリートーク

日時:

展覧会期間中、第2、第4土曜日 [各回14:00−14:30 ]
会場: 当館展示室 / 内容:当館学芸員による展示の見どころ解説
参加費: 無料、ただし美術館入館料は別途必要  ※事前申込不要

■カフェ企画 「モネのガーデンセレクト」 (2種類の特製オリジナルケーキ)

内容:

リーガロイヤルホテル京都考案のクロード・モネにちなんだ特製オリジナルケーキを提供いたします

期間:

展覧会期間中 / 場所:当館本館2階喫茶室
料金:

各500円(単品・税込、美術館入館料は別途必要) 協力 :リーガロイヤルホテル京都

【 企画展 「テンプス・フーギット ―大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」 主要な展示作品 】




【 本展に関するお問い合わせ先 】

アサヒビール大山崎山荘美術館   TEL 075-957-2364 FAX 075-957-3126
担当学芸員: 川井 遊木(かわい ゆうき)、広報担当: 芦刈 歩(あしかり   あゆみ)

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