ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
ニッカウヰスキー株式会社
“日本のウイスキーの父”竹鶴政孝が目指した理想のウイスキーづくりを継承してつくり上げた
プレミアム・ブレンデッドウイスキーの新ブランド
「ザ・ニッカ」新発売
通年販売「ザ・ニッカ12年」と、700本数量限定販売「ザ・ニッカ40年」の2アイテム
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 小路明善)は、ウイスキー製造会社であるニッカウヰスキー株式会社(本社 東京、社長 中川圭一)が製造するブレンデッドウイスキーの新ブランド「ザ・ニッカ」を9月30日(火)から全国で新発売します。通年販売の「ザ・ニッカ12年」と、700本数量限定販売の「ザ・ニッカ40年」の2アイテムで、全国の酒販店を通じて販売するほか、アサヒグループのオンラインショップ「アサヒショップ」(http://beer.asahishop.net/)においても販売します。
*)「アサヒショップ」での「ザ・ニッカ40年」の発売は11月頃を予定しています。
ニッカウヰスキー(株)は、2014年に創業80周年、創業者・竹鶴政孝の生誕120周年を迎えました。節目の年となる本年、創業者であり“日本のウイスキーの父”と呼ばれる竹鶴政孝が目指した理想のウイスキーづくりを継承してつくりあげたプレミアム・ブレンデッドウイスキーの新ブランドを発売します。
竹鶴政孝は、大正時代に単身スコットランドに渡り、スコッチウイスキーの本場でウイスキーづくりを習得し、帰国後、1934年に北海道・余市に蒸溜所を建設しモルトウイスキーの製造を開始しました。さらに、当時からスコットランドで主流であった、モルトウイスキーとグレーンウイスキー(※1)をブレンドしてつくるブレンデッドウイスキーの製造を目指し、1963年にカフェスチル(※2)を導入しました。ブレンデッドウイスキーは、個性的なモルトと飲みやすいグレーンのそれぞれの良さを活かした調和のとれた味わいです。より多くのお客様にウイスキーを楽しんでもらいたいという思いをもっていた竹鶴政孝にとって、ブレンデッドウイスキーの製造は理想のウイスキーづくりの集大成となりました。
以来、ニッカウヰスキー(株)では、竹鶴政孝が目指した理想のブレンデッドウイスキーづくりを継承し、あえて旧式で操作が難しい伝統的なカフェスチルを使い続け、香味成分の優れたカフェグレーン(※3)を使用することにこだわってきました。
新発売する「ザ・ニッカ」は、企業名をブランド名に冠し、竹鶴政孝の“本物のウイスキーをより多くの日本人に飲んでもらいたい”という思いを継承したプレミアム・ブレンデッドウイスキーです。通常ブレンデッドウイスキーは、モルトよりグレーンの使用比率が高いものが一般的ですが、本商品は、モルトの比率をグレーンの比率より多くしており、しっかりとしたモルトのコクが感じられながらもグレーン本来の甘くまろやかな味わいとなっています。また、数ヶ月間の再貯蔵(マリッジ)(※4)を行うことで、調和のとれたおいしさを実現しました。
「ザ・ニッカ40年」は、ニッカウヰスキー(株)に現存する最古の原酒である、1945年の余市蒸溜所モルトと、1969年の宮城峡蒸溜所モルトといういずれも40年を越える長期熟成原酒を一部使用したニッカ史上最高傑作となるプレミアム・ブレンデッドウイスキーです。
「ザ・ニッカ12年」は、12年以上貯蔵した原酒を厳選してブレンドしたプレミアム・ブレンデッドウイスキーです。モルトとグレーンを絶妙なバランスで仕上げた香りと味わいが楽しめます。
大胆にカッティングしたボトルで、重なり合う着物の衿もとをイメージし、複数のモルトとグレーンが重なり合って誕生したブレンデッドウイスキーであることを表現しました。キャップはウイスキー樽を使用しており、江戸彫り(※5)の伝統工芸の技法を使用しています。ボトル中央にある金のエンブレムは、二頭の狛犬が向かい合い、中央に兜がデザインされています。このデザインは竹鶴政孝が自ら考案し、ニッカ第一号ウイスキー「ニッカウヰスキー」のラベルにも配された由緒あるものです。
「ザ・ニッカ40年」については、特製の化粧箱にオリジナルデザインのクリスタルグラスと冊子をセットアップしました。
ブレンデッドウイスキーは、バランスのとれた飲みやすい味わいから幅広いウイスキーファンに愛飲されています。アサヒビール(株)では、新ブランドの「ザ・ニッカ」をはじめ、「ブラックニッカ」「スーパーニッカ」「鶴」などのラインアップで、お客様の飲用スタイルにあわせた商品を幅広くご提案していきます。
- (※1)
- グレーンウイスキーとは、主にトウモロコシや小麦、ライ麦などの穀類を原料にし、連続式蒸溜機で蒸溜されます。一般的なグレーンウイスキーはアルコール精製度が高いため風味が軽く、主にブレンデッドウイスキーの原酒として使用されます。
- (※2)
- カフェ式連続式蒸溜機とは、1830年頃に発明された連続式蒸溜機で、開発者であるイーニアス・カフェの名にちなんで「カフェ」と呼ばれています。初期の連続式蒸溜機で、現在では世界でも稀少となっています。新型の連続式蒸溜機に比べて蒸溜効率がよくない反面、穀物由来の香味を残す風味豊かなグレーンウイスキーを生み出すことが特徴です。ニッカウヰスキー(株)では、1963年に創業者・竹鶴政孝が導入し、現在は宮城峡蒸溜所に設置しています。
- (※3)
- カフェグレーンとは、カフェ式連続式蒸溜機で製造したグレーン原酒です。
- (※4)
- モルト原酒とグレーン原酒をブレンドした後で、両者をなじませるために、再び樽に詰めて、数ヶ月程度熟成させることです。マリッジとは結婚の意味で、主にブレンデッドウイスキーに用いられる製法です。
- (※5)
- 江戸彫りは、マツウラブラストの登録商標です。
【商品概要】
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