アサヒビール株式会社（本社 東京、社長 小路明善）は、広島県庄原市と三次市に1941年から保有している森林「アサヒの森」で産出される間伐材を使用したオリジナルグッズを6アイテム、5月10日（金）より、アサヒビールの全8工場と、アサヒ飲料明石工場のギフトショップで販売します。

　新たに発売するオリジナルグッズは、「ウッドトレーラー」「カードケース」「缶型ペンスタンド」「森の子パズル」「バードコールストラップ」「アベマキどんぐりマグネット」の6アイテムで、地域材・間伐材の利用促進を図ることを目的として広島県の企業2社が設立した有限責任事業組合「森から杜へ」と共同で企画・開発しました。間伐材の伐採、製材、加工、製品化に至るすべての工程を広島県内で行い、地域に根ざした森林事業を実践します。

　2009年11月から発売している4アイテムを含めて、オリジナルグッズの材料となる間伐材は、すべて「アサヒの森」から伐採・搬出されたものです。オリジナルグッズの販売を通して、間伐が森林を健全に育てていくために必要な取り組みである事への理解を深めていただき、環境保全について考えていただくきっかけになることを期待しています。

間伐材の利用について
　森林経営を経済的に持続させるためには、間伐材の用途・市場を開拓して需要を拡大する必要があります。「アサヒの森」から産出された間伐材は、主に建築材 として使用されています。このほか、アサヒグループの経営する外食店舗向けの割り箸や、看板や絵馬といった飲食店向け販促物の材料として活用しています。

アサヒの森について
　アサヒビール(株)は、1941年から保有する森林「アサヒの森」において、健全な森林の維持と持続可能な森林経営に取り組んできました。アサヒビール�鰍ﾌ事業は、自然の恵みである麦芽やホップ、そしてなにより水によって支えられており、貴重な水を浄化し蓄える機能をもつ森林を守ることは事業を守ることにつながると考えています。

※有限責任事業組合「森から杜へ」
　森林保全のために切り出される「間伐材」を製品素材として有効利用するため、商品企画会社の株式会社 ＴＴＪ（本社 広島、社長 長谷川和博）、デザイン会社の株式会社 お宙（そら）（本社 広島、社長 清水早苗）とによって設立された有限責任事業組合（ＬＬＰ）の 名称。全ての製品について企画・開発・デザインまでを一貫して行い、最終製品は地元を中心とした高い技術力を持つ協力工場・工房で製造しています。