公益財団法人アサヒビール芸術文化財団（所在地 東京都墨田区、代表理事 荻田伍）は、6月16日（土）から7月31日（火）まで、アサヒ・アートスクエアおよびアサヒグループ本社ビル1階ロビーや近隣の寺社、隅田川を航行する船などを会場として、すみだ川アートプロジェクト2012「江戸を遊ぶ：北斎漫画2089」を開催します。

　「すみだ川アートプロジェクト」は重要な地域資源である「隅田川」に注目し、隅田川を取り巻く様々な環境がより一層向上することを意識したアートの試みとして、2089年までの80年間という長期的かつ継続的な取り組みをめざして2009年に始動しました。多くのアーティストや市民の方々との協働により、皆でつくり、皆で楽しむ「川の手文化」を発信するプロジェクトです。

　「すみだ川アートプロジェクト」の4年目となる今回は、「江戸を遊ぶ：北斎漫画2089」をテーマに、隅田川に親しみ、楽しんだ江戸の人たちにならって、隅田川をアートで遊ぶさまざまなプロジェクトを実施します。会期中、アサヒ・アートスクエアには北斎の画室や絵草紙屋を設え、さらに北斎の「大達磨絵」にちなんだ造形のフリースペースを設けます。この空間では、子どもから大人までが楽しめるワークショップや音楽ライブ、パフォーマンスやドローイング、江戸や北斎にまつわるトークや食など多彩なプログラムを日替わりで開催します。連日の催しは、絵草紙屋（メディアセンター）に蓄積され、架空の『北斎漫画2089』として公開します。そのほか、本社ロビーでは隅田川の水で描いたあぶり出し絵を展示し、近隣の浅草寺や牛嶋神社などでもイベントを開催します。
　また、7月21日（土）には、昨年好評を博した「アンサンブルズ・パレード／すみだ川音楽解放区」を実施します。音楽家の大友良英氏を中心に、多彩な音楽グループや墨田区立中学校吹奏楽部、一般参加の方々（約300名）も交えて、隅田川に浮かべた屋形船や吾妻橋周辺の広場などに音楽をあふれさせます。

　本プロジェクトは、6月16日（土）から10月14日（日）まで全国各地で開催される「アサヒ・アート・フェスティバル2012」に参加しています。市民の主体的な参加によるアート・フェスティバルとの趣旨のもと、アサヒビールと全国のアートNPOや市民グループとが協働して2002年に立ち上げた「アサヒ・アート・フェスティバル」は、本年で11回目を迎えます。

【企画概要】

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