ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
家庭で重視するエコ対策「節電」が全体の約7割
暑さ対策は“昔ながらのアイデア”に注目
〜アサヒビール(株) お客様生活文化研究所が調査を実施〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 泉谷直木)のアサヒビールお客様生活文化研究所は、5月25日(水)〜5月31日(火)にインターネットで、「日ごろの暮らしの中でのエコライフ」に関する意識調査を実施し、1,699人の有効回答を得ました。その結果から、下記のような傾向があることが分かりました。
■ 家庭で重視しているエコ対策は、「節電」が1位で全体の約7割 |
■ 「節電」意識は昨年よりも約20ポイント増加。「家庭ゴミの分別」意識は定着化の傾向 |
■ 家庭内・外出時の具体的なエコ対策では、「節電」「ゴミの減量」「節水」に関する取り組みを実践 |
■ 今夏の暑さ対策は「緑のカーテン」「簾(すだれ)」など“昔ながらの涼を得るアイデア”が注目されている |
Q.エコ対策として、皆さんのご家庭で最も重視していることは何ですか?(1つ選択。n=1,699) ⇒全体の約7割が「節電」、さらに「家庭ゴミの処分」「節水」が続く |
■全体の約7割が「節電」を重視
「地球温暖化防止に一歩でも貢献したい」(女性40代、佐賀県)、「ちょうど寿命がきていた冷蔵庫、洗濯機は一番消費電力の少ないものを選び買い換えた」(女性50代、静岡県)など、昨年実施された家電エコポイント制度を含め、「二酸化炭素(CO2)の排出削減」意識の高まりから、家庭内の「電気の無駄遣いをなるべく減らしたい」という声が多数寄せられました。2位は「家庭ゴミの処分(ゴミの分別)」(12.5%)、3位に「節水」(9.0%)、4位に「リサイクル」(5.2%)が続きました。
■「節電」に対する意識の高まりと、「ゴミの分別」に対する意識の定着化
2007年、2010年に実施した過去の調査と比較してみたところ、「節電」の占める割合は2007年に41.4%であったものの、2010年に51.5%と増加しました。さらに今回の調査では一気に69.4%まで急増し、節電対策への関心が高まっていることが判明しました。
こうした背景には「電力不足が心配され、札幌に住んでいても無関心ではいられない」(男性50代、北海道)など、東日本大震災に伴う「電力不足」の影響が、東日本エリアに限らず全国に広まっている様子がうかがえます。
一方、「家庭ゴミの分別」(2007年=18.1%、2010年=13.0%、2011年=12.5%)、「リサイクル」(2007年=19.9%、2010年=13.1%、2011年=5.2%)は以前よりも減少しています。この背景には「市がゴミの分別を重視し必然的にやるようになりましたが、今では当たり前のこととして分別している」(女性30代、和歌山県)など、日ごろの生活の中にゴミの分別やリサイクルに対する意識が、もはや当たり前のこととして定着してきていることがあるようです。
Q.「家庭内・外出時」のエコ対策を具体的に教えてください。(複数選択。n=1,699) ⇒「節電」「ゴミの減量」「節水」に関する取り組みを実践 |
■家庭内では「電気をこまめに消す」「待機電力を抑制」「洗濯物のまとめ洗い」など、節電・節水を積極的に実施
家庭内のエコ対策としては、1位に「部屋の照明やテレビをこまめに消す」(73.9%)があげられました。「電気をこまめに消す。エアコンはなるべくつけず、冬は炬燵(こたつ)、夏は扇風機で」(女性50代、茨城県)など、消費電力を考えながら家電のオンオフに注意を払うという声が寄せられています。さらに4位に「服装に気を遣い、なるべくエアコンは利用しない」(55.1%)、9位にも「待機電力を抑えるため、主電源を切る(プラグを抜いている)」(44.1%)が続き、従来の暮らしを少しずつ見直し、「節電」に積極的に取り組むご家庭が大変多いことがうかがえます。
そのほか、「シャワーを使うとき、お湯が出るまでしばらくかかるので、その間の水をバケツに受けて洗濯機に移している」(女性50代)など、5位に「歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている」(53.4%)。6位に「風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(49.5%)、7位にも「洗濯物のまとめ洗いをしている」(44.6%)があげられ、「節水」も家庭内で実践できるエコ対策の一つとして高い支持を集めました。
■外出時には「マイバッグの持参」「リユース商品の購入」など、購入時にゴミの減量に努める
外出時のエコ対策としては、2位に「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(59.4%)があげられました。「マイ箸やエコバッグを必ず持ち歩いている」(女性60代、北海道)など、一人ひとりの意識の向上に伴い、レジ袋に代わって「マイバッグ」派が増加していることがうかがえます。
さらに、「最近は詰め替えを買うことが多くなって、ゴミが少なくなった気がする」(女性30代、愛知県)など、3位には「詰め替えるタイプの商品を購入している」(58.9%)があげられ、使い捨て商品を避け、リユース商品の購買が積極化するなど、購入時からゴミの減量に努めるという声も目立ちました。
Q.今年の夏の暑さを乗り切る秘策やアイデアなどをお持ちでしたら教えてください。(自由回答) ⇒「緑のカーテン」「簾(すだれ)」「打ち水」「水枕」など、“昔ながらの涼を得るアイデア”に注目 |
自由回答では「ゴーヤの緑のカーテン」「簾(すだれ)」「よしず」「打ち水」「行水(シャワー)」「竹シーツ」「水枕」などを使用するという声が多く寄せられました。電力不足を背景に“昔ながらの涼を得るアイデア”が見直されているようです。
【調査概要】
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【本調査に関するお問い合わせ先】
アサヒビール株式会社 お客様生活文化研究所 TEL:03-3498-1810
(お客様生活文化研究所のサイト「青山ハッピー研究所」
http://www.hapiken.jp)