ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
NPO法人シブヤ大学 × アサヒビールのコラボレーション企画
「ウイスキー・ゼミ」を開催
テーマは、「10年後にウイスキーを飲みながら読みたい、ちょっといい話を書こう」
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 泉谷直木)は、NPO法人シブヤ大学とのコラボレーション企画「ウイスキー・ゼミ」を実施します。
アサヒビール(株)では、2年間(第1回目実施期間:2008年8月〜2009年2月、第2回目実施期間:2009年7月〜2010年2月)にわたって、シブヤ大学とのコラボレーションにより「ビール醸造ゼミ」を実施し、シブヤ大学ゼミ生によるワークショップを通して2つのビール(第1回目:『トナリニ』、第2回目『motto』)を開発しました。
3年目となる本年は、「ウイスキー」をテーマにした新たなゼミ「ウイスキー・ゼミ」を開催します。ビールとは異なり、ウイスキーは原酒を貯蔵し熟成させ、おいしく飲めるようになるまでにはいくつかの条件を満たす自然環境と長い年月を要します。今回は時と自然の贈物であるウイスキーとともに、自らの人生において時間とともに熟成するものについて考えるゼミとなります。
具体的な内容としては、合計3回のゼミを通して「10年後にウイスキーを飲みながら読みたい、ちょっといい話」をテーマに、ゼミ生全員に文章を書いていただく予定となっています。仕込み始めたウイスキーがおいしく飲める数年後、自分は誰とどんなふうに過ごしているのか、どんな社会になっているのか、そのために自分はどういう時間をすごすべきなのかを、ワークショップを通じて考えます。また、これまでの自分に影響を与えこれからも大切にしたいエピソードを最終的に文章にまとめあげる予定です。
ゼミの第1回目はガイダンスとして9月11日(土)に開催します。ゼミ生は100名をシブヤ大学のHPから募集します。(応募多数の場合は抽選となります)
ガイダンスでは、ニッカウヰスキー(株)取締役・平井光雄が講師となり、ウイスキーの歴史からウイスキーが出来上がるまでのプロセス、日本のウイスキー作りにまつわるエピソード、そしてウイスキーのおいしい飲み方などを紹介する基礎講座と、ワークショップを実施します。
ガイダンスに参加された方の中から希望者を募り、「10年後にウイスキーを飲みながら読みたい、ちょっといい話」を書く「ウイスキー・ゼミ」の参加者約20名を確定します。(募集人数を超えて希望者がいる場合は抽選となります。)
「ウイスキー・ゼミ」は、特別講師に作家の高橋源一郎氏、スーパーバイザーにクリエイターで編集者の有山達也氏を迎え、合計3回のゼミを通してゼミ生全員に文章を書いていただきます。
2011年4月には、ニッカウヰスキー余市蒸溜所(北海道余市郡)にて、「ウイスキー体験セミナー」を実施する予定です。
【「ウイスキー・ゼミ」概要】
Ⅰ.趣旨/目的
1. 若年層のウイスキーへの理解深化
2. ワークショップを通じて若年層の価値観/人生観を理解する
3. ワークショップを通じて10年後に残したい大切にしたいエピソードを文章に残す
4. NPOと民間企業の協働モデルの研究
5. 10年という期間で人がどのように熟成されていくのか、10年後に手にするウイスキー を通じて、経年的なお客様研究を行う。
Ⅱ.実施内容
1.ガイダンス
■日時:2010年9月11日 14:00〜17:00
■会場:アサヒビール本社ビル(墨田区吾妻橋)
■内容:(1)ウイスキーの基礎講座(歴史、文化、作り方(過程)、現在、熟成など)
(2)ワークショップ
■募集人数:100名
(シブヤ大学のHPにて募集します。応募者多数の場合は抽選となります)
シブヤ大学HP http://www.shibuya-univ.net/
2.「10年後にウイスキーを飲みながら読みたい、ちょっといい話」を書くゼミ(合計3回)
■日時:(1)2010年10月9日(土)、(2)2010年11月20日(土)、
(3)2010年12月18日(土)
時間は各回とも14:00〜17:00
■会場:ニッカウヰスキー本社ビル(港区南青山)
■特別講師:高橋源一郎氏(作家)
※上記ゼミの中でレクチャーを1回行っていただきます。
■スーパーバイザー&エディトリアル:有山達也氏(クリエイター、編集者)
■参加者:20人
(ガイダンス参加者から希望者を募り、応募多数の場合は抽選となります)
3.「ウイスキー体験セミナー」
■日時:2011年4月を予定
■場所:ニッカウヰスキー余市蒸溜所(北海道余市郡)
■内容:北海道余市にあるニッカウヰスキー余市蒸溜所で、ウイスキーをつくる工程も実
習しながら、ウイスキーづくりの奥義にふれ、豊かな味わいの秘密を学びます。
Ⅲ.講師プロフィール
■平井光雄(ひらい・みつお/ニッカウヰスキー株式会社取締役)
北海道大学農学部卒。1972年ニッカウヰスキー株式会社入社。 2001年ニッカウヰスキー仙台工場長、2004年ニッカウヰスキー北海道工場長を歴任。 新入社員の時に日本のウイスキーの父竹鶴政孝氏の薫陶を受ける。主に、ウイスキーの製造に関わる研究開発、品質管理、品質保証等の業務に関わる。 好きなウイスキーは、「竹鶴12年」と「スーパーニッカ」。趣味は登山。
■高橋源一郎(たかはし・げんいちろう/作家)
1951年広島生まれ。81年「さようなら、ギャングたち」が群像新人長篇小説賞優秀作に。1988年『優雅で感傷的な日本野球』(河出書房新社)で第一回三島由紀夫賞。2002年『日本文学盛衰史』(講談社)で伊藤整文学賞受賞。小説の他、文学、時 事、競馬などに関するエッセイ、翻訳書など、著書多数。
■有山達也(ありやま・たつや/クリエイター、編集者)
1966年埼玉県生まれ。1990年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、中垣デザイン事務所に約3年勤務。93年アリヤマデザインストア設立。94年『マルコポーロ』(文藝春秋)にデザイナーとして参加。以後、『ERiO』(NHK出版)、『store』(光琳社)、『ゆめみらい』(ベネッセコーポレーション)、『ku:nel』(マガジンハウス)、『FOIL』(リトルモア)などのアートディレクションを担当する。2004年『100の指令』(日比野克彦著/朝日出版社)で第35回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞。
Ⅳ.シブヤ大学とは
特定非営利活動法人シブヤ大学
生涯学習を通じたまちづくりの推進を目的として、2006年9月に設立されたNPO法人。渋谷の街を大学のキャンパスに見立て、公共施設や学校、カフェや商店など、様々な場所で広く一般市民に向けた公開講座を行っている。これまでの公開講座数は160講座、受講者は7千名(2008年3月末)を超え、20代、30代の社会人を中心に若者から高齢者まで幅広い世代の人々に親しまれている。また、渋谷区が出資し区内の公共施設の運営管理等を行う渋谷サービス公社からの生涯学習事業の委託を始め、各種企業との協働講座・グッズ製作等、実施公的機関、民間企業という枠を超えた様々なセクターとの連携も積極的に取り組み事業を推進している。