ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
アサヒ飲料株式会社
アサヒ飲料株式会社による、
ハウス食品株式会社のミネラルウォーター事業取得に関するお知らせ
アサヒビール株式会社(以下「アサヒビール」といいます。)の100%子会社であるアサヒ飲料株式会社(以下「アサヒ飲料」といいます。)は、ハウス食品株式会社(以下「ハウス食品」といいます。)と、ハウス食品のミネラルウォーター「六甲のおいしい水」事業(以下「対象事業」といいます。)の譲受に関する契約(事業譲渡契約)を締結いたしましたので、お知らせいたします。
これにより、アサヒ飲料はハウス食品が「六甲のおいしい水」ブランドで展開するミネラルウォーターの製造及び販売事業(六甲工場、灘採水場の土地建物設備を含む)を取得し、本年5月末に事業譲受手続を完了し、アサヒ飲料のブランドとして「六甲のおいしい水」の製造を本年6月より、販売を本年7月より開始する予定です。
対象事業の取得により、アサヒ飲料を中核とした国内飲料事業の商品ポートフォリオの強化を図ります。今後は、「六甲のおいしい水」のブランド力の向上とグループシナジーを追求することで、国内飲料事業の更なる成長を、加速、実現していく方針です。
アサヒビールグループでは、本年、<長期ビジョン2015 〜自然のめぐみを、食の感動へ。『世界品質』で信頼される企業を目指す〜>と、長期ビジョン達成のためのマイルストーンとして2012年までの中期経営計画を策定し、グローバル食品企業トップ10レベルの事業規模への成長を目指しています。
グループ事業の柱である飲料事業においては、アサヒ飲料を中核に、国内市場の事業領域・商品領域の強化を目指しています。
グループの中長期計画に連動し、アサヒ飲料では2012年を最終年度とする第4次中期経営計画を策定。加速する市場環境の変化に瞬時に対応できる「『活力』と『逞しさ』を兼ね備えたアサヒ飲料への成長」をビジョンに、「成長戦略」と「構造改革」を軸にさらなる飛躍をはかり、国内飲料市場シェア10% への拡大を目指しています。
国内清涼飲料市場は、2009年、景気悪化により消費が鈍化したことに加え、夏場の天候不順が大きく影響し前年比97%程度で着地したと見込まれます。引き続き市場環境は厳しく、2010年は前年並みか微減程度で推移すると見込まれます。
ミネラルウォーター市場については、清涼飲料市場内の構成比で約10%を占めるとみられます。2009年の当該市場の販売数量は、輸入ミネラルウォーターの大幅な落ち込みにより前年に対し4%〜5% 程度縮小したとみられるものの、国産ミネラルウォーターに限れば、前年並みから微増程度で推移しており、今後も拡大が期待される市場です。
アサヒ飲料では、2004年から「富士山のバナジウム天然水」を展開、天然ミネラル「バナジウム」を豊富に含む高付加価値型のミネラルウォーターとして、お客様にご支持いただいております。2009年の販売数量は634万箱となり、市場シェアは3% 程度とみられます。
一方、「六甲のおいしい水」の2009年の販売数量は1,130万箱、市場シェアは7% 程度とみられ、スーパーなど量販店を中心に、生活水としてお客様から多くのご支持を集めており、高いブランド力を有しています。
アサヒ飲料では、付加価値型ミネラルウォーターである「富士山のバナジウム天然水」に、生活水として人気の「六甲のおいしい水」をラインナップに加え、7月より全国展開する予定です。製造・物流・販売などアサヒビールのグループ力を活用したコスト低減化、既存ブランドとの総合提案による営業強化、マーケティング戦略の強化などによりブランド力の向上をはかり、アサヒ飲料のミネラルウォーター事業の更なる強化、拡大を目指します。
(1)対象事業の内容
ハウス食品が「六甲のおいしい水」ブランドで展開するミネラルウォーターの製造及び販売事業(六甲工場、灘採水場の土地建物設備を含む)
(2)対象事業の経営成績
|
(3)対象事業の譲受価額
対象事業の譲受価額は53億円です。
対象事業の譲受手続きは、事業譲渡契約に定める諸条件の充足を条件として、本年5月末を目途として完了する予定です。なお、アサヒビールグループの連結業績に与える影響は軽微であります。
|
|
|