ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
アサヒビールグループ「環境ビジョン2020」
〜自然の恵みを明日へ〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、グループ全体での環境保全活動を強化すべく、「環境ビジョン2020」を策定しました。持続可能な未来社会を実現するために、生産・事業活動での環境負荷低減に努めるとともに、次世代も含めた社会の人々とのつながりを大切にし、環境保全への取り組みをグループ全体で進めていきます。
アサヒビールグループは、水や穀物などの自然の恵みを活かした事業を展開しており、地球環境と共生し、次世代へつなげていくことが使命だと考えています。今回策定した「環境ビジョン2020」は、グループ全35社(約450拠点、2010年1月1日現在)で取り組み、4つの重点課題を設定しています。
(1)低炭素社会への貢献・・・2020年までにCO2排出量30%削減※1!
・ | すべての事業拠点でCO2排出量の削減を目指し、2020年までに2008年比で30%の削減に取り組みます(一般家庭約47,000世帯分に相当する、約25万2千トンを削減)。 | |
・ | 生産部門では、従来の省エネ施策に加え、製造工程の見直し・新技術の導入を進めており、2008年から開始したPIE煮沸法※2の導入を、2009年末までに5工場に拡大しました。また、物流部門ではモーダルシフトの推進や積載効率の向上によって、さらなるCO2削減に努めます。 | |
・ | グリーン電力や太陽光発電設備を活用する等、自然エネルギーを積極的に活用します。これまでの活動は、多方面から高いご評価を頂き、「新エネ大賞」をはじめとした、数々の賞を頂きました。 | |
・ | 飲料自動販売機の新設、交換については、環境対応型のヒートポンプ式の導入を進めます。 | |
※1 ※2 |
削減対象は、日本国内におけるアサヒビールグループ全社。 ビール醸造における煮沸時間を短縮することにより、煮沸工程で発生するCO2排出量を約30%削減できる、世界初の新技術。 |
(2)循環型社会への貢献・・・国内全事業場での廃棄物再資源化100%!
・ | 2011年までにグループ全製造拠点での廃棄物再資源化100%を実現します。また、2020年までに、アサヒビール社において、営業拠点を含む全事業拠点での廃棄物再資源化100%達成を目指し、さらなる“ゴミゼロ”化を推進します。 | |
・ | アサヒビール社の営業部門では、本年中に全国約50の営業拠点において、『エコアクション21』を取得します。 | |
・ | びん・缶のリユースやリサイクルを進めるだけでなく、軽量缶蓋「206径スーパーエンド」※3や飲料のPETボトルの軽量化等による資材の減量化にも取り組みます。 | |
※3 | 2007年からテスト展開を開始した、1枚あたりのアルミ使用量を約9%(0.31g)削減できる缶蓋。2010年中に全工場に導入します。 |
(3)生物多様性の保全活動・・・生物多様性保全に配慮した商品を開発!
・ | 酒類業界では初となる「生物多様性宣言」を策定し、豊かな自然の恵みを守り、育み、次世代へ伝えていきます。 |
・ | 国連生物多様性年の本年10月に、愛知県名古屋市で開催されるCOP10への積極的な支援と、生物多様性保全に配慮した商品の開発を開始しています。 |
・ | 2002年から一般のお客様を対象に「環境文化講座」を実施しておりますが、本年は、“生物多様性”をテーマとして、東京、大阪、名古屋においてシンポジウムを開催します。 |
(4)自然の恵みの啓発活動・・・環境教育を積極的に実施!
・ | 2006年から開催している、小学生を対象とした「アサヒ森の子塾」や、高校生を対象とした「日本の環境を守る若武者育成塾」を通じて、環境のことを考え、行動できる人材を育てます。 |
・ | 今後、さらにこの活動を強化すべく、新たな環境教育を実施し、自然の恵みの大切さを伝えていきます。 |
アサヒビール(株)は、2009年春より開始した『アサヒスーパードライ』の売上の一部を、全国47都道府県ごとに設定した自然や環境などの保護・保全活動に役立てていただく「うまい!を明日へ!」プロジェクトの実施や、アサヒビール全9工場の水源地である森林の保全活動、社有林「アサヒの森」の保全など、環境保全活動を積極的に推進していきます。
アサヒビールグループ「環境ビジョン2020」「生物多様性宣言」の詳細は
当社ホームページをご覧ください
【本件に関するお問い合わせ先】
アサヒビール株式会社 社会環境推進部 電話:03-5608-5195 FAX:03-5608-5201
受付時間 9:00〜17:30(土・日・祝を除く)