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ニュースリリース

アサヒビール株式会社のニュースリリース

ニュースリリース2010年

2010年02月17日
アサヒビール株式会社

感性工学の観点から、飲み込みやすい錠剤の設計手法を開発

  アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)の「食品技術研究所」は、サプリメントの錠剤において、飲み込みやすい形状を科学的に検証し、飲みやすい形の錠剤を容易に設計する手法を開発いたしました。

 錠剤には多様な形状が存在しますが、形状の僅かな違いと飲み込みやすさの関係性についての研究報告はありませんでした。アサヒビール食品技術研究所は、感性工学と最適化手法を活用して、嚥下(えんげ)(食物などを飲み込むこと)試験を実施し、錠剤の形状(錠剤の直径、錠剤の厚み、曲率半径)と飲み込みやすさの関係性を表した「嚥下性(えんげせい)マップ」を構築しました。この「嚥下性マップ」の活用により、単純に錠剤の厚みや直径が小さいものが嚥下性に優れるわけではないことや、錠剤の体積に応じて、それぞれ飲み込みやすい形状も異なることも新たにわかりました。
 本研究により、メーカーは、飲みやすい形の錠剤を容易に設計することが可能になり、開発の効率化によるスピードアップやコストダウンが期待できます。

 今回の研究で得られた結果は、アサヒビールグループのアサヒフードアンドヘルスケア社のサプリメントシリーズ「ディアナチュラ」等に順次活用されています。

 アサヒビールグループでは、今回の研究開発結果を用いて、飲み込む力の弱い高齢者や小児にも適した、嚥下性に優れた商品開発を行っていくほか、品質やユーザビリティ向上のための様々な研究を続け、お客様の満足を追求し、新たな価値を提案していきます。

 ※「感性工学」とは、人間が抱く商品に対する感性(イメージやフィーリング)と商品の物理的特性との相関関係を明らかにし、その結果を工学的な商品設計に落とし込む手法です。アサヒビールグループでは、過去にも「感性工学」の考え方を用いた『うま口缶』(2004年4月)や『開けやすい缶蓋』(2006年2月)を販売しており、今後もお客様の満足追求のため様々な研究を続けていきます。

参考:嚥下性マップとは?

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