ニュースリリース
アサヒビール株式会社のニュースリリース
アサヒビール株式会社
アサヒビール名古屋工場に太陽光発電設備を導入
〜CO2排出削減量は、年間約5,000kg〜
〜原油に換算すると年間で約3,800Lの節約効果〜
〜ゲストハウスの年間に使用する照明用電力の約50%に相当〜
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 荻田伍)は、自然エネルギーの普及に貢献し、CO2排出量削減の取り組みの一環として、名古屋工場(所在地 愛知県名古屋市守山区)に「太陽光発電設備」を2010年2月上旬より導入します。
今回導入する「太陽光発電設備」は、名古屋工場のゲストハウスの隣に1枚1.32平方メートルのパネルを80枚設置するもので、総パネル面積は106平方メートルとなり、システムの発電規模は年間約15,855kWhです。この太陽光発電によるCO2排出削減量は年間約5,000kgとなり、原油に換算すると年間で約3,800Lの節約効果が見込めます。この設備で発電する電力は、ゲストハウスの年間に使用する照明用電力の約50%に相当します。
名古屋工場は、温室効果ガスであるフロンガスを一切使用しない“完全ノンフロン化”を1999年に国内ビールメーカーで初めて達成しました。また、工場で発生する廃棄物やビール類の製造で発生する副産物の再資源化100%の実施や省資源・省エネルギーの推進など事業活動における環境負荷低減に取り組んでいます。
アサヒビール(株)は、永続的に社会から受け入れられる企業グループを目指して、CO2排出量削減など環境負荷低減に積極的に取り組むとともに、自然エネルギーの本格的な普及に貢献する活動を推進しています。
昨年4月には、食品業界で最大となる年間4,000万kWhの風力発電およびバイオマス発電によるグリーン電力に関する契約を締結しました。これにより、全9工場で年間に製造する「アサヒスーパードライ」缶350ml全数量およびギフトセットのビール類の製造に使用する電力とアサヒビール本社ビルで使用する電力のすべてをグリーン電力で賄っています。
さらに、2008年には、ビール醸造煮沸時のCO2排出量を約30%減らす世界初の新技術「PIE煮沸法」を開発するなどCO2削減に向けた取り組みを推進しています。
2008年度のアサヒビール(株)のCO2排出については、京都議定書の基準年である1990年と比較して、製造量増加の影響があるものの、CO2排出量は約10%削減、CO2排出原単位は約38%削減しています。今後も、アサヒビールグループ全体でCO2排出量削減など環境負荷低減に積極的に取り組んでいきます。