ご参考資料:中国江蘇省でのワイン事業展開について

2008年2月


アサヒビール株式会社
丸紅株式会社

【事業概要】

・ アサヒビール株式会社と丸紅株式会社は、江蘇省最大のビール会社「大富豪啤酒」を傘下に持つ富豪酒業有限公司(董事長 易 昕 )と共同で、中国江蘇省南通市にワインの製造・販売会社『江蘇聖果葡萄酒業有限公司』を2008年1月下旬に設立。
・ 日本同様の高品質ワインを製造する工場の完成後に生産を開始し、2008年9月より、輸入原料を100%使用した赤ワインを中心に江蘇省を中心に販売を開始する。今後、成長の著しい中国のワイン市場に本格参入する。
・ 『江蘇聖果葡萄酒業有限公司』の資本金は約14億円。出資比率はアサヒビール(株)と丸紅(株)がそれぞれ30%、富豪酒業が40%。


・ 『江蘇聖果葡萄酒業有限公司』は、拡大する中国のワイン市場において、輸入ワイン原料を100%使用することで、大都市部や沿岸地域といった消費地に近い場所でワイン製造を行い、マーケティングなどの優位性を最大限に活用し、中国国内でワイン嗜好者の中心となっている、流行に敏感な若年層や女性、中間~高所得者層をメインターゲットとするとともに、ワイン飲用経験のない消費者も視野に入れた商品展開を実施する。
・ また、富豪酒業有限公司の傘下にある「大富豪啤酒」が持つ既存の販売チャネルを有効活用し、早期の販売数量の拡大に取り組む。


・ アサヒビール(株)は、日本市場で蓄積したワイン製造に関する技術力とノウハウを生かし、『江蘇聖果葡萄酒業有限公司』の新工場建設、マーケティングや商品開発を支援。また、これまでのビール(酒類)や飲料に加えて今回 新たにワイン事業を展開することで、今後ますます経済発展が見込まれる中国市場でのアサヒビールグループのプレゼンスの向上と更なる事業の拡大を目指す。

・ 丸紅(株)は食料・食品分野における川上から川下までのバリューチェーンの強化に注力しており、今回のワイン事業展開についてもその原材料調達力を最大限に発揮し、安心・安全で高品質のワイン原料を安定的に供給することで、ワイン市場の拡大に貢献していく方針。